【🇻🇳4ヶ月目】海外経験なしの行動力しかない女がベトナムで働き始めた感想

はじめに

ベトナムで働いて4ヶ月が経ち、そろそろ第二弾をまとめてみようかなと思います。

実は、本気で転職しようと思って行動を開始したのがちょうど1年前でした。
1番のきっかけは、尊敬していた大学時代の友達の1人から名古屋から東京へ転勤になったと告げられたこと。
大学時代に特に尊敬してた友人2人ともがビジネスの中心の東京で働くことになり、しかも社内でも大役を任されたり結果を出している姿を見て、
「わたしはこのまま地元のそこそこの大企業でぬくぬく働いていていいのだろうか？」と焦りと負けず嫌い精神に火がつきました。笑

そうして爆速で転職活動し、海外で働いてみたいという思いを伝えまくり、20年4月からベトナムの人材系ベンチャーで働くことが決まりました。
ベトナムで働くことにした背景や決意は、その時こちらにまとめました。

ただ渡航の約1ヶ月前に突然やってきたコ◯ナウイルス。渡航予定の数日前にベトナムの国境が封鎖されてしまい、渡航は無期限延期。日本からリモートで働きながら、結局6月末に完全防護服、社会隔離2週間込みで渡航できることになりました。
(やっと本題)

ベトナムで仕事+生活をし始めて4ヶ月。ベトナムで、日本人として生きていく上で感じたことをシェアしたいと思います。
こういう世界もあるんだ！とか、自分も挑戦してみようかな！とか、読んでくださっている方の海外勤務についてのハードルが下がったらいいなと思います！

◆日本人の生活のハードルがありえないほど低い！

空港からホーチミンの街に到着してまず思ったことは、

ファミマあるやん！！
え、サークルKあるやん！！
すき家あるやん！
高島屋もあるの？？

コンビニには当たり前のようにおにぎりやおでんが売ってるし、ベトナムローカルのお店でも、コアラのマーチやトッポはだいたい置いてある気がします。
レタントンという日本人街にいけば、お弁当やお惣菜屋さんもあるし、私の大好きなラーメン屋さんも街中に制覇し切れないくらいたくさんあります。🍜

一番びっくりしたのはダイソーがあること。
ベトナムの文房具のクオリティが低いって聞いてたから日本から大量に持って行ったのに、ダイソーあるから全部現地調達でよかった。笑

最近マツキヨもできて化粧品も困らないし、
大きなイオンも何個かあるから便利家電も掃除道具も手に入るし、週末そこにいけば完結して想像の1億倍生活しやすい環境でした🏠

◆えげつないワークライフバランスの高さ

ヘイシャは日本人スタッフ、ベトナム人スタッフが半々くらいだけど、定時の1時間後にはもうほとんどのスタッフが帰ります👏👏やらなきゃいけない時はやるけど、できないことはできないって感じ。潔い。

その後の時間で、家族と過ごしたり、ジムへ通ったり、ダブルスクールで新しい分野や語学の勉強したり、副業もオッケーだから仕事終わった後に語学の先生やジムでエアロビの先生やってたり。プライベートもとっても充実してる姿が見て取れます😌

あと女性の社会進出が進み過ぎている！！(むしろ男性の方が半裸で家の中で寝てて働いてない印象。笑) 優秀な女性が管理職としてたくさん活躍してるのも、ワークライフバランスがとれているからこそだなあと感じます。

◆弱い立場の人を助ける精神がすごい！

バスでおじいおばあを見かけたらみんなで席を確保する。重い荷物を持ってる人がいたら全力で助ける。子供はみんなで育てる。援助が必要な貧しい人が道端で物を売ってたりするのを見ると、無視せず買ってあげる。

タクシーデリバリー頼んでベトナム語しか話せないドライバーから電話が来て困ってる時、必ず周りの人が電話を代わって現在地を説明してくれたり助けてくれる。

社会主義や過去の歴史が関係してるのかはわからないけど、とにかくちょっとでも立場の弱い人をみんなで助けるという精神が根付いているように感じます。

前のおうちの大家さんも、言葉は通じなくてもたくさん助けてくれて愛を感じました・・・！

◆語学力低くても大丈夫！(もちろん会社や職種にもよります)

日本人が働く場合、ベトナム語でコミュニケーションをとっていることは稀で、基本的には日本語か英語、または通訳を介してコミュニケーションを取っていることがほとんどな印象です。

日本語に関しては、思っていたより日本語を喋れるベトナム人は多い！というより日本語を話したいベトナム人が多い！
自主的に日本語を学んでいる人は多いし、顧客対応を任せるのは難しいけれど社内でのコミュニケーションであれば問題ないという人はたくさんいる印象です！
(特に駐在で来る日本人は英語が喋れない人も多く、日本語人材のベトナム人はとても重宝されて経営陣の近くにいるので、目線も上がって出世も早い気がしてる)

英語に関しては、東南アジアの中でもシンガポール、マレーシア、インドネシアなどに比べたら圧倒的に英語のレベルは低い。
私の体感だと、一方的にペラペラ英語を喋り続けられることも少ないし、コミュニケーションエラーが起きることが前提だから、聞き返すことに対してもお互い様という気持ちで何の抵抗もない。
発音のクセが強すぎるからそこは慣れる必要があるけれど、私みたいな出川イングリッシュレベルでも何とかやっていける。

語学はできるに越したことはない。それは確か。
でも英語を喋れなくても、異文化の波に呑まれながら現地の人材と関わりながらできる仕事だってたくさんある。(日本人としか関わらない仕事はどうかなと思うところはちょっとあるけど。)
英語ができないからを言い訳にして自分にはできないと思ってる人がいたら、自分の可能性の幅を狭めないでと伝えたい。

◆偉い日本人と気軽に簡単に繋がれる！

日系企業の現地法人や駐在事務所だと、日本人が2〜3人しかいないという企業さんが多いように感じます。
なので営業に行っても、すぐに決済者(=現法の社長)や裁量の大きい人に話をつなげることができます。

そもそもベトナムにいる日本人が少ないのにその中での社長の割合ってものすごく高いので、何かしらの日本人の集まりにいくと社長や責任者がたくさんいます。(既に同年代でも何人かいる・・・)
そういった方のお話を聞ける機会なんて日本にいた一年前は全然なかったし、目線の高さに刺激を受けたり新しい考え方になるきっかけをたくさんもらえます。

◆逆にあまりよくないところ

ここまでいいところばかり書いてきたので、最後によくないところを少しだけ(笑)

・シンプルに汚い
 →道端にゴミ捨てたり、公衆トイレとか全然汚い。飲食店の食器が汚いのもザラで、お箸やスプーンは自分でティッシュでふいてからじゃないと使わない。
・交通事情がめちゃくちゃ
→バイク多すぎるしルールがないからいつ死んでもおかしくない。爆速で走ってくるバスが一番頭おかしい。街中クラクションうるさすぎ問題。
・治安悪いところもまだ多い
→日本人がどこどこでなにをスられた、なんて話はよく聞く。特に酔っ払い男性。笑
・話通じないことは多々ある(全員がそうではない)
→ロジカルシンキングという言葉はあるのだろうかってくらいの謎理論をぶちかましてくる。基本的に納期が守れないことに罪悪感はない。

ベトナムで生活、仕事するのであれば、このあたりは許容していかないといけないかなと思います。笑

海外就職、こんな人におすすめ！

ベトナム歴4ヶ月から見た、ベトナムでぜひ働いてみてほしい人はこんな感じ↓↓↓

・ビジネス経験はあまりないけど爆速で成長したい人
・語学力に不安はあるけど海外で働いてみたい人
・自分の知らない世界を見てみたい人、刺激を求めてる人

海外で働くって、別にハードルが高いことでもないし、こうしなきゃって凝り固まった価値観から開放されていろんな気付きがある。

進路に悩んでたり、海外に少しでも興味がある人には一歩踏み出す勇気を与えれたらいいなって思うし、こんな人がいるんだ程度に興味を少しでも持ってもらえたら嬉しいし、海外に抵抗ある人にとっては、こんなポンコツでもなんとかやっていけるんだって海外への抵抗感を少しでも減らせたらいいなと思います！
以上、気が向いたらまた更新します🙋‍♀️