冷静に見つめる
炎上は苦手だ。攻撃的な雰囲気がどうしても好きになれないから。
そりゃ、わたしなりの意見はある。炎上騒ぎにおいて「わたしはこっち側の意見だな」とか「どっちもわかるけど……」とか、あえて言わないことが多いけれども、ひそかにこっそりと思っている。
どんな意見にだって、100%納得できない!ということはほとんどない。というのがわたしの考えだ。
怒っている人はよく、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的に発言元を徹底的に非難しているけれど、正直「そこまで!?」と思うことは少なくない。「わかるけど、わかるけどさあ……」と。
自分の正義を振りかざし、誰かを攻撃することは簡単だ。それが大衆に支持されるものであれば、ますます力を帯び、相手を徹底的に打ちのめすこともできるだろう。
ネットには、そうやって人を滅ぼす力がある。発言元がどんなにトンデモな理論に思えても、どんなに憎たらしい態度を取っていても、越えてはいけないラインがあると思う。
カッとなったときこそ、一度深呼吸して、状況を冷静に見つめる目を大事にしたい。