脱白髪染めにおけるハイライトについて
脱白髪染めにおけるハイライトとは?
これは美容師さんの考え方ややり方があるので正解はひとつでは決してないことを先にお伝えしておきます。
私が脱白髪染めを勉強してきて、お客様にとって本当に髪の事を考え、先々のことも踏まえた上でベストだと思ったやり方です。
これを聞いて「なるほど!そのような理由で初めと2回目にハイライトを入れるのか!」と納得して「平間さんにお願いしたい」と思った方はぜひご相談下さい。笑
ハイライトやブリーチ系の施術は必要最低限であれば問題ないのですが、これらを続けると褪色した時に金髪に抜けやすくなります。
ミセス世代の髪はすでに年齢によるダメージが蓄積されている状態の方が多く、そこにブリーチをすることでリスクは高まります。
私がご提案する脱白髪染めは、生えてきた根本と白髪染め履歴の境目をなじませるために初回、2回目はハイライトを入れさせて頂きます。
(これは白髪染め履歴がある方には必須です。)
なぜハイライトは2回必要なのか?
暗めに染めた白髪染め履歴のベースにブリーチハイライトを入れると明度差のコントラストが付きすぎるのですが、2回に分けて入れることで髪の明るさレベルが3色以上になり、明度差のコントラストを和らげる…という目的があります。
また、一回のハイライトだけでは生えてきた根本の白髪と既染部が馴染みきれないので2回目が必要になってきます。
ちなみに根本の白髪と既染部が馴染んでいて、ハイライトを卒業できる状態はこちら⇩⇩
2回続けてハイライトを入れた後は、1〜2年(ショートヘアの場合)かけて通常のヘアカラーでメンテナンスしながら白髪染めの履歴をなくしていく…というイメージです。
*以前のブログ「白髪の概念が変わる?」の中にありましたが、白髪染めをしつつ、ボカすためのハイライトとは目的や施術内容が全く違います。
それ以降は、白髪率40%を超えるお客様に関しては白髪が天然のハイライトになってくれるため、基本的にはハイライトは必要ありません。
白髪を活かし、楽しむということです。
白髪率が30%以下のお客様に関しては、脱白髪染めにおいて根本と既染部の境目を馴染ませてハイライトを卒業した後も、透明感や立体感を出す為に定期的にハイライトを入れるのがオススメです。
白髪がある程度あれば、必然的に透明感は出ますし、黒髪と白髪によって程よく立体感がでるのですが、白髪が少ないとそれが叶いません。
(もちろん絶対ではないのでしたくなければ必要はありません。)
あれ!?
白髪が増えた方が得じゃない??
そうなんです!
白髪は嫌なものではなく、上手く利用してオシャレの一部に変えることが可能なんですよ。
白髪が生える場所や量は人それぞれ。
均一に染めてしまうのではなく、その生え方を利用することで髪の毛にも負担が少なく、無理なく、自分らしいヘアカラーができるところを目指したいと考えています。
*注意*
白髪率(70〜100%)に対して6レベル以下の暗い白髪染めをされているお客様、また、マニキュア、ヘナ、和漢カラーをされているお客様に関しては脱白髪染めハイライトではなく、白髪染め落としが良い場合もあります。