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抜け毛が増える季節、してはいけない事

こんにちは。
福岡県で脱白髪染めに特化した美容師をしています。
平間直子と申します。
毎月の白髪染めがストレス、白髪染めをやめていきたい、明るくしたい、美容室にいく周期を伸ばしたい…etcお悩みをもつ40〜70代の女性に向けて発信しています。
ご興味を持って頂けましたら、Instagramでスタイルアップや脱白髪染めのビフォー&アフターも載せておりますので見て頂けますと幸いです。

毎年10月ごろから抜け毛が気になりだす時期。

秋は夏から冬への季節の変わり目であり、気温や湿度が大きく変わるため、体のホルモンバランスが変化しやすい時期です。
このホルモンの変動により、毛周期(髪が生え変わるサイクル)が影響を受け、抜け毛が増えることがあります。

また、夏に受けた紫外線により、髪の毛が乾燥しやすくなり、頭皮もダメージを受けやすくなります。
これにより、秋になって傷んだ髪が抜けやすくなるのも理由のひとつです。

お客様から「抜け毛が増えたような気がする」とご相談を受けることもあります。

ある程度、今の時期はそういう時期なんだと思い、髪の毛が抜けることに過度に気にする必要はありませんが、
気をつけて頂きたいことを美容師目線でご紹介しますね。


①この時期に今まで使っていたヘアケア商品からまだ使ったことのない別のものに変えるのは、注意が必要!!

シャンプーがちょうど無くなったタイミングで、なんとなく別のシャンプーを試してみたくなることはよくありますよね。

しかし、季節の変わり目や抜け毛が増える時期に新しいシャンプーに変えるときは、少し気をつけていただきたいのです。

新しいシャンプーに変えた時期辺りから頭皮がかゆくなったり、抜け毛が増えたように感じたりすることがあった場合、実際頭皮に合わなかった理由も考えられますが、季節の変わり目にたまたまそう感じてしまった…という可能性もあるからです。

タイミング悪くその時期が抜け毛が増える時期で、買ったばかりのシャンプーとトリートメントをワクワクしながら使っていたのに、なんだか抜け毛が増えたような気がして、「あれ?!このシャンプー合わないかも?」
となったら、それ以降使うのもなんだか嫌だし、使うの怖いし、せっかく高いシャンプー買ったのに…
と、なりませんか?

季節の変わり目という時期は頭皮トラブルが起きやすい時期。
お肌もそうですが乾燥しやすく、痒みが出ることもありますよね。
なので、季節の変わり目に新しいヘアケア剤を変えるのはオススメしません。


②シャンプーのしすぎにも要注意!!

シャンプー剤の成分に必ず必要な界面活性剤。
界面活性剤は水と油をなじませる働きがあり、
髪や頭皮の汚れ(皮脂や整髪料などの油性の汚れ)を水で洗い流しやすくする役割を果たします。
その為、洗浄力に強さの違いはありますが、必ず必要な成分になります。

1. 高級アルコール系

主成分例:ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na

特徴:高い洗浄力と泡立ちが特徴。油性の汚れをしっかり落とすためスッキリとした洗い上がりが得られますが、頭皮や髪の乾燥を招くこともあります。


2. アミノ酸系

主成分例:ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa

特徴:髪や肌に優しい低刺激で保湿効果が期待されるため、乾燥やダメージが気になる方におすすめです。洗浄力はマイルドですが、髪に優しいため、サロンや高級シャンプーでよく使用されています。

3. ベタイン系

主成分例:コカミドプロピルベタイン

 特徴:刺激が少なく、髪に柔らかい質感を与えることができます。他の界面活性剤と組み合わせて使われることが多く、赤ちゃんや敏感肌の方にも適しています。


4. 石鹸系

主成分例:脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム

特徴:自然由来で、環境に優しいのが特徴ですが、アルカリ性のために髪がきしむことがあるため、使用後には弱酸性リンスが必要な場合もあります。


白髪が気になるお客様はエイジング毛でそもそも乾燥しやすく、トラブルが起きやすい年齢層が多いので、
低刺激で洗浄力がマイルドなシャンプーを選ぶのが良いかとは思いますが、ヘアケア剤は本当にお客様によって好みが別れるところですし、泡立ち、使った後の質感の重さ、香り…などひとつに絞れないところでもあるのでなんとも言えません。
なので、シャンプー剤選びに関してはまた別の機会にお伝えすることにして、


大切なことは
急激に乾燥する季節に1日に何度もシャンプーしないこと!


え、そんなこと?と思いますよね。
でも、
スポーツをしている方
頭皮のにおいが気になる方
仕事上ホコリを被ったり、髪ににおいがつきやすい方
潔癖症の方
などなど、意外と秋、冬でも頻繁にシャンプーをしていたりするんです。

皮脂は頭皮の保護膜として機能しているため、過度な洗浄でこの保護膜を失うと、乾燥やトラブルの原因になりかねません。



③夏に使っていた頭皮洗浄強めのシャンプー剤をそのまま使い続けるのはちょっと待った!!

夏はスッキリさせたいからと洗浄力強めのシャンプーや爽快感のあるシャンプーを使っていた方も少なくないはず。

そして、秋になり、まだ残っているからとそのまま使い続けていませんか?
お肌が乾燥してなんだか痒みも出てきたなぁと感じるタイミングは頭皮も乾燥するタイミング。
そのまま使い続けるのはあまりオススメしません。

対策としては、

*残ってしまわないように購入時期を計算しておく。
*2〜3ヶ月でなくなるくらいの量を購入する。

夏が終われば以前使っていたシャンプーに戻すくらいの目安でうまく使い終わるのが理想ですね。

余談ですが、2種類のシャンプーを日によって使い分けるのはもちろんアリ!!です。
これは夏に限らず、髪のダメージ度合いや乾燥度合いによって2種類を使い分けるのはむしろ必要な時もあるということです。
髪はずっと同じ状態ではありませんから目的の違うシャンプーを色々持ち合わせておくと意外と助かる時もあるんですね。
メインシャンプーがあって、たまに使うセカンドシャンプーも常備している…という感じです。



まとめ

今回は季節の変わり目にやってはいけないことをお伝えさせていただきました。

①新しいヘアケア商品を購入するタイミングに気をつける。
②シャンプーのし過ぎに気をつける。
③頭皮洗浄力の強いシャンプー剤を夏の流れでそのまま使わない。

秋〜冬にかけてトラブルも起きやすいのでケアはしっかりしていきましょうね!!

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