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フラつく足元に揺るぎない楽しみを。

学生の頃はもう少しバランス感覚がよかったと思う。バランスといっても体感のはなしです。

ある程度大人になってから、電車に乗るとつり革につかまっていないと揺れずに立つことができなくなってる自分に気づいた。

中学生までは前から数えた方が早い小さな子だったから、もしかしたら重心が今より下にあったぶん踏ん張りやすかったのかもしれない。

に、しても。やっぱりフラつく。

年齢とともに比例する体力の衰えはもちろんあるだろう。あ、もしかして快速電車が爆走し過ぎ?混み過ぎて足元がベストポジションを確保できてないから?それもあるかもしれない。

それでも体感は嘘をつけない。

何が一体変わってしまったのだろう?

地味に自問してきたのだけど。ついにコレじゃないかな?というモノに出会えた。それは…

膝ピン姿勢

あ、説明させてくださいね。

気をつけ!の姿勢をすると、背筋から足元までピシッとしますよね。要は、一本の棒を体の内部に埋め込まれたようなピキッとした状態のことをさしてます。

足先から頭までが水筒のように「同じ」で「ある程度の太さ、大きさ」なら安定感はよいのです。ただ、私たちは「足裏」という比較的、身長に釣り合わない小さな「面」でのみ体を支えてますよね。二足歩行をはじめた上でそもそもが不安定な状態で立っているのです。

電車が揺れるほど、私たちは足元で踏ん張って立とうとします。その際、割り箸の棒みたいにつっぱらかしていると余計に倒れやすい。で、ここで登場するのが

「心もち膝を曲げる」ということ

サーフィン🏄‍♀️のポーズを想像してみてください。踵から背中までカキーンとまっすぐで立ってるサーファーって見たことないですよね。安定が悪いばかりか、ボードのハンドリングもうまくいかないはずです。それと同じ原理で、「膝ピン立ち」からほんの少しだけ軽く膝のサスペンションをオンにしてあげることで、抜群に安定感が増すことに気づいたのです。

そうだ!私が小学校の頃に感じていた安定感はこの感じよ!

と、しばらくその態勢で電車に揺られるのを楽しんでました。が、だんだんと脚が重だるくなってきて、さらにはふくらはぎがプルプルしてくる始末。あぁ、なるほどです。昔はこんなの余裕でできるくらい、私は若く元気だったのですね。

大人になるにつれて運動をする機会が減り、筋力も落ち、柔軟性を失った体は硬直街道をまっしぐら。ストレスや頑張りで緊張を強いられることも増え、ココロもカラダもピンと張りすぎた弦みたいになっていくものなのでしょうか。

私の場合、体を使う仕事もしてるし体力も筋力もあるつもりでしたが、施術で使う筋肉と体幹や姿勢に関与する筋肉は違うことがわかりました。

今日はたまたま出張施術でして。移動にかける時間も1:30ほどあったので、半分は椅子に座って、残りの半分をバランスよく立つことに注力しながら向かいました(帰りはほぼ座りっぱなしでしたが)。

こんなふうに電車での移動時間もバランスや姿勢を養うプチトレーニングに活かすのも良いかもしれない!と、少しプルつくふくらはぎを労りつつこのnoteを書いてます。

生きるからにはポジティブな側面から毎日を楽しく切り取りたい♡

今宵はセルフマッサージにいそしみます。継続するうちに足が引き締まってくれることを願いつつ。




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