2歳児にどこまで話せばいいか問題②
さて、GWも折り返し。夫と娘はシャボン玉に夢中なので、前回の続きをしたためようと思う。
さて、すっかりおしゃべりマシーンと化した娘。もう会話で通じないことは何もない。ただ言葉というツールをもってしても2歳児には伝えられないことがあると私は思っている。それはいわゆる「事情」というやつで、これがめっちゃやっかい。こういう理由があるから、こういうことはしてはいけない。この理由の部分にあたる事情という複雑な事柄。これを娘に言葉で伝えるのがどおおおおおおしても難しい。
こうしたら痛いから、危ないから、これはしてはいけない。こういったパターンは簡単に伝えられるけど、例えば、「ママはご飯を作るから今は遊べない」これを伝えるのが難しい。ご飯支度中に遊んでほしいとせがんだきた娘にこれをこのまま伝えると「ママ、ご飯作らないでよー!!!」と泣いてしまう。そりゃそうだ、ママがご飯作らなければ遊んでもらえるんだ。でもその裏には、ママがご飯を作らないと食べるものがなくて、みんなお腹すいて辛いよ、という事情がある。それを伝えるのが本当にむずかしい。話は堂々巡り、結局話してもラチがあかない、という理由で泣いてる娘を足元に転がしたままご飯支度中を強行突破したり、ちょっとお菓子でも食べて待っててよ!!というような投げやりな方法で娘の気をそらしたりしてしまう。母として気が進む行為ではないが、生活を成り立たせるためにやらなくてはならない。
でも時たま、この事情の部分に理解を示し、納得してくれる時がある。それは私が根気よく、あまりにも根気よく、説得を続けた時だ。説得を続けているうちに娘は、自分の頭で私の説得を咀嚼し、自分のよく使える言葉で自分に言い聞かせるように事情の部分を復唱しだす。子供って、人間って、本当に凄い生物だと思う。脳は本当に凄いと思う。しかし正直に言おう。そんなことを毎回する体力は私にはない。そのような菩薩のマインドを保てる時間は1日の中でもかなり短い。これから次女が産まれようものならもっと短くなるだろう。この根気強い説得を続けることで得るものもあるが、私の気力が思いっきり損なわれる。
だからとても悩んでいる。2歳児にどこまで説明をすべきなのか。程よいところで諦めて終わらせるべきなのか、その方が娘にとっても「言っても叶わないこともある」と思ってもらえるのか。それとも、根気よく説明をして「それならば仕方がない」と毎回思ってもらうのがいいのか。多分基本的に育児書なんかだと後者が推奨されるのだろうな。そっちの方が平和だからな。
最近SNSで一般人でも自分の考えが主張できるようになり、「母親は大変だから適度に楽しようぜ」運動がかなり活発になっていると私は思っている。もちろん激しく同意するが、その運動に流されまくるのもなんだかなぁとあまのじゃくな私は思ってしまう。多分楽しようぜ界隈だと前者が推奨されるんだろうな。そっちの方が楽だし。
悩むけど、悩ましいけど、結局答えなんか出ない。娘と私の毎日の関係に正解なんて一個もない、ただ毎日笑っていられればいいんだろうな。ああ今日も大好きだよ娘。イヤイヤ期、早く終わるといいね…