笹島秀晃氏の都市と文化の社会学について
笹島秀晃氏は、「都市と文化の社会学ーー企業家主義的都市論から文化生産論へ」、『都市とモビリティーズ』(ミネルヴァ書房、2023年9月)所収、において、都市分析の仕方については、自治体とそれに結びついた企業を軸にする企業家的な分析ではなく、国家や社会運動の組織などを分析の単位にするべきだとしている。これは、特に、笹島氏が研究した、売買春の防止やそれに伴うアートプロジェクトが行われた、横浜市の黄金町での調査において、そうだと思ったからだとしている。
また、海外の事例に関しては、