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経営課題を、必ず与件文から抜き出し、解答の一文に加えましょう。

私が個人的に、2次試験対策のなかでとても大事と思っていることの1つです。

経営課題を回答文章の中に1文記載するだけで、解答文章全体が1本につながり、「私はこの事例企業に向き合っています」ということをアピールすることができます

ここで「経営課題ってどんなこと?」と思われるかもしれませんが、とくに難しく考える必要はありません。
大抵の与件文の中で、最終段落等の中に書かれていたりしますので、これを抜き出して、書くだけです。

経営課題は多くの場合、事例企業が目指すToBe像であったり、そのToBe像を実現するために解決すべき課題として書かれています。

例えば、令和元年の2次試験において、私が考える各事例企業の経営課題は、以下のようなものです。

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事例1)
(A社の)これまでの事業や技術力を客観的に見直し、時代にあった企業として再生してゆく。

事例2) *この事例では、経営課題抽出は困難でした。
顧客の要望にあったデザインを提案する力を伸ばして、顧客の固定化を図るとともに、商店街の他業種との協業を図ることで、大手チェーンに対抗する。

事例3)
(現状の問題を解決し、かつ)新工場設立により加工設備の増強を図り、自動車メーカーX社から求められる自動車部品機械加工の受託生産を実現する。

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このような一文を、例えば120字〜160字で記載する解答の最後に記載することで、解答全体が引き締まって整えることができ、解答作成のモチベーションアップにも繋がると思います。

もし、2次試験の過去問練習でマンネリを感じているようなかたは、一度試してみてだくさい。

ではでは。

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山本尚幸@企業内診断士
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