見出し画像

本番に実践できる解答プロセスに注力しましょう

さて、2次試験本番までの約3ヶ月。
2次試験対策を始められた方は、今まさに解答プロセスという言葉について情報収集を始められたかたもいらっしゃるかと思います。

解答プロセスについては、各受験校の模擬試験テキストや「ふぞろい」、「企業診断」などなど、所々の文献にそれぞれの解答プロセスが紹介されています。

で、ここからが問題なのですが、各所がそれぞれの解答プロセスを紹介されていることで、あれもこれもと方法論を集めすぎて、混乱してしまう場合があります。
そうならないよう、以下にご紹介する手順で、自分なりの解答プロセスに落とし込んでください。

自分が理解し、実践できるプロセスに絞り込む

解答プロセスは各受験校が模範的に紹介するものもあれば、講師(=実際に中小企業診断士として実務されている先生)独自のものなど、いろいろございます。
それらは種類もさることながら、先生独自の理論ともなると、なかなか理解できない難しい方法論まであったりします(特に、受験校の有名先生がたの解答プロセスは、なかなか難解という印象です。。。)

そうした理論を自分のものにしようと努力することも大事ですが、試験合格という目的達成を考えた場合、必ずしもそこに注力することが正解とは言えない場合があります。

個人的には、情報収集は本試験の2ヶ月前くらいまでを目処にして、残りは解答プロセスの構築〜体に身につくまで練習に注力することをお勧めします。

80分で解答作成まで完遂できるプロセスに落とし込む

自分にあった解答プロセスが見つかったら、次はそれを試験本番に完遂できるよう、自分なりの形にしていきます。
具体的には、「設問分解」「与件読み」「ロジックメモ作成」「解答文章作成」の構成に、時間振りを考えて、自分が実践できるものに取捨選択・時間配分を考えて盛り込んでいきます

このとき、自身の解答プロセスに組み込むかどうかの基準ですが、以下のようなものを確認してください。

1)試験本番の80分の時間内に収まるか。
2)自身の点数アップに結びつくか。
3)面白いと思えるか。

1)2)は試験合格に向けて重要な要素ですが、3)についてはとくに練習することへのモチベーションアップにつながる要素です。
試験直前まで一生懸命練習に取り組めるかにつながる重要な要素ですので、ぜひチェックしてみてください。

過去問題だけでなく、模擬試験や新作問題で、解答プロセスを実践して手応えを確認する

解答プロセスがなんとなく形作れたら、まずは過去問題で練習を繰り返して確認していきます。

そして、過去問題を何度か繰り返し練習してできた手応えが掴んで来れたら、受験校の模擬試験や企業診断の後ろに記載されている新作問題など、初見の問題で、安定した解答文章作成が実践できるかを確認します

ここで解答プロセスを手応えをつかむコツですが、本試験での合格を目指すためには、「何度も繰り返しといた過去問題で100点を目指すより、新作問題で安定して60点を取れる」ことを目指してください。

ではでは。


いいなと思ったら応援しよう!

山本尚幸@企業内診断士
よろしければサポートお願いいたします(´・ω・)(´_ _)ペコリ。 これからも、頑張る中小企業診断士受験生の方を応援する励みにさせていただきます。