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拭いきれない「リーマン」再来リスク(NY特急便)

 アメリカに住んでいて実感していること。

潤沢な投資資金、株・不動産価値の上昇が続いており、皆投資に楽観的な雰囲気を感じる。

どこかで潮目が変わることを念頭におく必要がある、少し慎重になるべし、と自分に言い聞かせている。

「リーマン・モーメント」という言葉が最近のニューヨーク市場で急増している。2008年に起こった「リーマン・ショック」とほぼ同義だが、複雑な不確実性の高まりによって、長らく続いてきた金融市場の力学が崩れかねない局面を指す。同時に増えている表現が「エバーグランデ・モーメント」だ。

巨額の借金を抱える中国恒大は資金繰りが急速に悪化している。社債の利払いが23日以降に相次ぐが、投資家は債務不履行(デフォルト)に陥る可能性が高いとみている。社債の価格は額面(元本)の7割以上下落しているものもあり、株価はこの1カ月で半値近くとなった。

拭いきれない「リーマン」再来リスク(NY特急便)

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