精神疾患を抱えるかたへのアプローチ、寄り添うとは。
今回はうつ病を深く見ていきましょう。
私の経験を通して感じたことを伝えていきますね。
うつ病の人と関わる看護では、患者と信頼関係を築き、コミュニケーションを維持することが大切です。また、気分の落ち込みや否定的な考えを和らげる働きかけも必要になります。
うつ病の人と接する際のポイントとしては、次のようなものがあります。
患者さんの病気であること理解して禁句ワードを使わないこと。
焦らずゆっくりとさせ、励まさない
患者さんを批判せずに、肯定する。
緊張を和らげる声掛けをする
本人が話したがっているときに横で話を聞く
話したがっていない時は心の中でそっと寄り添う
過度に気遣って遠まわしな言い方をしない
うつ病の方に「がんばれ」は禁句、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。うつ病に苦しむ人にとって周りの人が発するひとことは、気持ちを沈め、ストレスを引き起こす原因となることが多い。
→ここから先程上げた内容を一つずつ紐解いて行きましょう!!
接し方禁句ワードがあることを理解する。
・うつ病の方にとって身近な人のささいな言葉は、症状を悪化させてしまったり、自殺に追い込んでしまったりすることがあります。
・励ましの言葉
「頑張れ!!」 「やればできるよ!!」
→期待をこめた言葉は相手へはプレッシャーになります。なぜか。
うつ病の方にとって励ましの言葉は、ときにプレッシャーになってしまうことがあります。これは、がんばりすぎや、限界まで自分を追い込んでしまったことが原因でうつ病を発症するケースがあるんです。
励ましの言葉は「まだがんばりが足りないのか」
本人にとってさらなる負担となってしまう可能性が多くあります。
ただし、うつ病の症状は人によって異なり、経過や状況によっては励ましの言葉を適切に使うことで、回復に役立つ場合もあります。
・逆に否定的な言葉はどう感じでしょう。
「ずっとダラダラして」「役立たず」「いない方がましじゃない。」「もうようはない。」
うつ病の方に対して、行動や感情を否定するような言葉をかけてしまうと返って自信をなくし意欲など失ってしまいます。
行動を否定する言葉は、動きたくても思うように動けないうつ病患者を傷つけてしまいます。
うつ病の症状のひとつに、自分自身を価値のない人間だと感じてしまう「無価値感」があります。否定的な言葉をかけられることによって、この症状がさらに悪化してしまう可能性がある。
「うつ病はたいした問題じゃない」「気のせいだよ」といった言葉は、うつ病に苦しむ人にとって、自分の苦痛を分かってもらえないと感じます。さらなる症状の悪化にもつながりかねないのです。
・責める言葉
「だからあんたはダメなんだ」
「なんでそんなミスをしたんや」
「しょうもないミスをするなや」
うつ病の方への言ってはいけない言葉として、責める言葉もある。うつ病の症状には集中力や注意力の低下があり、仕事や日常生活の中でミスを繰り返す原因となることも少なくないです。
うつ病ではすでに自分を責めていることが多く、他人からの批判はその感情をさらに強くしてしまい、症状が悪化する原因となることもあります。
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