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月型人間と太陽型人間について

 先日マドモワゼル愛さんが語っていた、月と太陽の影響について、あれこれ考えるところがあったので、忘備録として書いておきます。マドモワゼル愛さんは新しい月理論を提唱しており、我々は「月の時代」を生きている、と主張しています。ここに書いたことは、言い回しは違うとしても、主旨はマドモワゼル愛さんの意見をそのまま示したものであり、私の意見ではありません。

 前回紹介したことは「太陽と月が同じ星座にある人の特性として、月が自分の太陽からエネルギーをもらう、ということがある。よって月は人より輝くが、それは自身の太陽からもらったものなので、その人は本来の人生を生きられない。これに気づいて太陽として生き始めた時、その人の人生は大きな成功に向かう」ということでした。今回は、月の生き方をするか、太陽の生き方をするか、ということについてまとめます。

 月は人のエネルギーを奪って光るそうです。よって、月のエネルギーを受けていると、物真似の人生になります。こういうあり方は、人に劣等感を感じさせないので人気が出るそうです。しかし、それを真に受けた人生を歩むと、自分の本当の輝き、本来の生きる道を失ってしまいます。よって、人気があっても、生きている手応えを感じていない人も多いかもしれない、とのことです。

 占星術では、7歳までを「月の時代」とみなすそうです。愛さんは、子どもは本来太陽であるはずだが、と前置きしつつ、「7歳までに、みんながいいと言う月にする作業が行われる」と言います。子どもは本来、屈託のない、生命力に溢れた存在で、一人一人がそのまま生きられたら、文化も百花繚乱で、人々は幸せに暮らせるそうです。しかし、社会がそれを恐れるので、子どもを「月」にしてしまいます。これは、型にはめることで、可能性も天才性も全て奪うことです。7歳になると、ピシッとして、両親の言うことを聞き、いい子ちゃんになり、ロボットが完成する、と愛さんは表現しています。これが「月化」の完成だそうです。
 
  月化が完成すると、そこには本当のエネルギーはないから、外からエネルギーを得ようとします。だから、どこの会社に入って、どのくらい給料をもらえるか、とか、「もらう」ことが中心になります。
 太陽の生き方とは、自ら生きがい、新しいものを作って、自信を持ってプロになって、自分が輝くことで収入を得ていく、という前向きな姿勢になることだそうです。しかし、ほとんどの人が月であることに成功した時代なので、外部からもらえる、という安心感に支えられて生きています。月の人生は、人気と安心感はありますが、それが幸せかどうかわからない、とのことです。

 何の根拠もないことですが、この話を聞いて、今の不安定な世の中は、「月の人生をやめなさい」ということなのかもしれない、とふと感じました。一人一人が太陽の生き方をすれば、下らない足の引っ張り合いもないし、妬みも嫉みもないし、明るく幸せな世界ができるだろうなと思います。「正しく強くほがらかに」(by 平生釟三郎)というのもここにつながる気がします。

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