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柿博物館

 私の1年間は、
2月:福寿草
3月:賀名生(あのう)梅林
4月:吉野山の桜
5月:葛城山のツツジ
10月:賀名生近くにある農園の柿
11月:吉野山の紅葉
という感じで、西吉野と吉野に彩られています。
 今年は残念ながら福寿草を逃したため、梅林こそは!と行ってきました。Twitterで、今年の梅はやや早目で、見頃は今週いっぱい、と知り、急遽休みを取って決行したのでした。
 この土地にはかつて後醍醐天皇が住み、もともと「穴生」(あのう)という名前だったところ、後村上天皇の時代に北朝が否定されたことから、「こちらこそが真の都!」と盛り上がり、「願いが叶った」ということで「加名生」(かなう)という地名に変更されました。しかしさすがに畏れ多い、ということで、漢字を「賀名生」に変え、さらには読み方を、かつてのものに戻して「あのう」に統一したそうです。
 梅は「一目一万本」と言われる迫力で、満開のところを堪能しました。

賀名生梅林

 梅をじっくり味わったのち、これも恒例となっているカフェ「こもれび」に行き(秋になるとここに柿を買いにきます)、帰り道に、久しぶりに「柿博物館」にも寄りました。ここは、ひと目見ればわかるように、人々の柿への愛が溢れた建物となっています。

柿博物館

 中の展示も柿への思いでいっぱい、というもので楽しいのですが、今日はそこは省略して帰ってきました。
 少々忙しくても、「行こう!」と思い立ったら行くがよろし、ということをしみじみ感じた一日となりました。これからも、この手の思いつきは大切にしようと思います。

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