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Green Talk 55 : ルージュを選ぶ

ちょっと前に呟きましたが、3/4にHERMESさんからルージュが発売されました。”美しさ、それはしぐさ”という言葉、素敵ですよね。

たくさんの数から選ばれた24色、マットとサテンの2種類のテクスチャ、オブジェとしての美しさ。とても響くものでした。

ただ、今回は、「絶対に今の私に必要」という気持ちまでではなかったことと、ものに対して”巡り合わせ”という感覚で向き合っているので。その時がきたら手元に、と思っています。
そもそもすごい勢いでなくなり、欠品で買えません笑。そして、呟きでも書きましたが、こちらのルージュ 、”レフィル交換可能な設計”だそうです。

自分も心地よく環境にも社会にもいいものやことを去年から考えているのですが、コスメに関しては、それまではブランドやカラーやトレンドや口コミ、あとなんとなくナチュラルっぽいもの、が私の選択する項目でした。

ですので、まずどういうメッセージが製品に出ているのかを、ちゃんと見てみようと始めたのが去年でした。

日本の会社ですと、見えるメッセージは、防腐剤、合成着色料、合成香料、合成界面活性剤不使用、天然など、使う人と環境に優しいメッセージがとても多くみられます。

海外ですと、CRUELTY FREE/動物実験をしていませんや、オーガニック認証、フェアトレード、エコ包装/素材、レフィル可能、パッケージ回収、売り上げの一部を寄付している団体名など、社会に対しての企業が担うことに対するメッセージが書かれているものを多く目にします。

選択できるそれらメッセージを並べてみて。
自分にとっては、何を持って心地よく、そして環境や社会によいと感じるのかを選び取る過程を一度もってみました。どれを”より”支持したいか、です。

私の場合は、エコ包装/素材 or レフィル可能 or パッケージ回収というゴミにならない点と、Cruelty free、あとは体に優しいという点で避けたい成分としてパラベンやホルムアルデヒドを放出する保存料がないか、です。
そのなかから、なるだけ自分の顔や肌の色、肌質に合うものを試して(店頭or試供品で)選びたいと思っています。

その意味で、2017年に生まれたパリのブランド ラ ブーシュ ルージュは、マイクロプラスティック(PMMA)、パラベン、パラフィン、防腐剤、動物性油脂などの成分は一切使用使用しないということと、リフィル交換など、わたしが支持したいものが多くあります。動物実験もされていないそうです。

こちらのブランドが気になる方は、あわせてファウンダーのニコラス・ジェルリエさんのインタビューを読んでいただけたら嬉しいです。

日本のちふれというブランドも、以前よりリップカラーはリフィル型でした。無香料・無着色を謳っていますが、同時に無添加ではない、必要なものは入れています、ということも記述されていて。その分、成分表も丁寧に書かれて、わたしたしが選ぶ情報を与えてくれている。信頼できるブランドだと思っています。


パッケージ回収ですと、ロクシタンは「2025年までにすべてのロクシタンのボトルが100%リサイクルプラスチックで作られていること、またすべての直営店舗でリサイクルサービスを提供すること」という宣言をしております。リサイクルサービスについては、グリーンプログラムという名前でテラサイクル社と協働でされていて、ここのルージュ始め、製品を見せていただくことが多いです。


また製品を作る過程について、こちらの記事を以前読ませていたいだて、とても興味深かったので、去年から選ばせていただいています。

そして、どう選ぶかと同時に、使い切ることと、買う時に本当に必要かと考えることで。世界で毎年約10億本のリップスティックが廃棄されていると、ニコラス・ジェルリエさんのインタビューには書かれていました。

ルージュは賞味期限があることはコスメカウンターのテスターに日付がついていたりすることで理解しています。開封したら一年、未開封なら三年が適度な期間のよう。
また、口に塗るルージュですからティッシュオフしても菌が全くつかないということもなく。酸化も気にするところです。

去年は、どういうものを私が選ぶかを考えたので。今年はどう買うか/どう使い切るかを考えて、ルージュのある生活を楽しみたいと思います。
唇にのせる色で、顔全体の色彩さえ変わるあの瞬間が私は好きです。

また少し時間をおいて、ルージュの話ができると嬉しいです。