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Green Talk 38: ゴミ箱に行かない選択肢を持ってみる 2

ジーンズが大好きです。先日、日本の技術で作られたRED CARDのジーンズを中古市場で購入したと書きました。

このときは中古市場で購入し、自分のものをまた中古市場へということを行いましたが。ゴミや中古市場やリサイクルの過程で燃料になるだけではなく。再び製品の一部として生まれ変わる選択肢があることを、大好きなジーンズから教えてもらっています。

先日、ずっと欲しかったNudie Jeansのものをセカンドハンドでお譲りいただけることになりました。noteに書かれている方がいてずっと気になっていたブランドです。

Nudie Jeansは2001年にスウェーデンでスタートしたオーガニックコットン を使用したデニムブランドです。その名の通り裸に近いジーンズ。伸縮性がとてもあり細身の濃紺のもので、RED CARDのダメージ加工のものとは違う印象があります。こちらは薄手の綺麗めのニットや白いシャツなどと着たいです。

そして、私がお譲りいただいたのは対象かどうかは確認が必要ですが、このブランドの特徴の一つは無償リペアサービスだそうです。


クリエイティブディレクターの方のお父様が中古タイヤ販売のお仕事されていたそう。それを見ていて、ボロボロになったら廃棄よりリペアをするという”もの”と向き合う事を肯定されており。それを顧客に身近で感じてもらうために始めたサービスだそうです。同時に、自分だけのジーンズを作ってもらうという意味で、このサービスはあるそう。目立たないステッチもありますが、このように自分だけのジーンズ を楽しんでいる人たちもいます。



どうしても手放すときは、”寄付”ということができ。その行き先は、店舗のリペアに利用か、またはRe-useとして販売されています。再び製品になるということです。

それだけでもユニークなのですが、彼らの考える”サステナビリティ”に対する活動は継続的に続いており、2018年にはタグがレザーから紙になりVeganの方にも選べるものになったり。
常に挑戦し続けるNudie Jeansとは、長くお付き合いしたいなと思っています。まずはこの一本から楽しんで。再び製品になるところまでつなげていけたらと思っているものです。

もう1つ、検討していたデニムショップがあります。
日本に上陸していないため送料等を考えみてNudie Jeansにしましたが、買わずに借りるJeansだそう。2012年にオランダで創業したMUD Jeansです。

購入もリースも選択できるというのが正しい理解のようです。リースの場合は、例えば、購入金額119ユーロのジーンズを見てみると、サインナップフィーと呼ばれる最初に払うお金として最初に29ユーロ、毎月7.5ユーロを12ヶ月支払います。Toal 119ユーロを支払った時点で、買い取りか、変更するかを選べるとのこと。
変更後のジーンズの行先ですが、返却された場合は、ヴィンテージとして売り出すか素材を再利用して新しいジーンズをつくるとのことです。
方法は違えども、これも結果的には履かない一本を増やさない方法でもあるなと思いました。

こちらのジーンズもフェアトレードのオーガニックコットンを使った質の高い製品ですが、上記にも書いたとおり一部再利用も含みます。
これは地球環境面だけではなく、オーガニックコットンの市場変動にも依存せずに製品を供給できるというビジネスの利点としても寄与しているそう。徐々にこのパーセンテージを上げることに力を費やしているそうです。

サイトの”About”にはこういう言葉が最初に書かれています。以下引用します。
‘If you love jeans as much as this planet you’re at the good place here. We aim to change the fashion industry, starting with the most popular piece of clothing: a pair of jeans.’

私は、使って、使い続ける。ブランドの皆さんは、作って、作り続ける。
そこにゴミ箱という選択肢が入らずに回すサイクルがある。
参加してみたい!と思ったときに、日常にあるものからスタートするのは、ハードルが高くない、いい機会の1つだと感じます。

以前書いたダウン回収とともに、生活に取り入れたい選択肢です。