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Beaさんから学び東京で実践する生活 16

4月からすっかりご無沙汰しており、15日ごとに確認するのを2回ほどスキップしていました。ちょうど45日分ですね。

いろいろと制約のある日々の中で、何か実践できるのかというどこか意気消沈したところもなかったとはいえないのですが、サイクルでもう一度見てみよう、そう気分が向き、再開します。

いつも通り、まずは、ゴミ0生活のルール5Rの整理から。81から107と、26のGreen Talkがありました。
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1. Refuse:
83 : マイバッグを使ういろんな種類を見てみる
2. Reduce:
81 : ゴミ観察を再度行う
85 : 冷蔵庫の中身を買い物の前に見る
86 :フードロスを社会でなくすこと
96 : シャンプーバー3周目に
97 : ヘアとスキンケアをメンテしながら必要なものを見つめてみた
99 : コスメをメンテしながら必要なものを見つめてみた
106: 紅茶など口にするものでいいと選んで減らせることも
3. Reuse:
82: スターバックス のカップリユース
94: 脱プラスチック でリフィルできるコスメ
105 : 空き瓶をカラーリング したら素敵になった
107 : プラスチックではないreuseする布の鉢
4. Recycle:
95 : コスメ回収やオーガニックということ
98 : ハンドクリームの回収と買い替えで考慮すること
5. Rot:
84 :コンポストの堆肥から野菜を育てること
86 :実際に堆肥を使う時期がきました 
92 :コンポストをしての気になることたち
103 :コンポストに広がりが見えました
104: 土がベランダで増え過ぎた場合の対応を考えた
それ以外:
88 : 消費を考えてみる
89 : したいことを想像する
90 : 制約や休止がある中でできることを
93 : 農家さんとお野菜の勉強をしました
100 : Green Talk 99本を行動でまとめました
101 : ナチュラル成分のカラーシャンプーと再生容器
102 : 自分にとっての心地いいnoiselessを考えてみた
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一覧にしてみると、Refuse1、Reduce7, Reuse4, Recycle2, Rot/Compost5, それ以外7でした。

この時期は購買行動もグッと減り、また持ち込みでリサイクルできる行為もできないために、Reduceや、それ以外が一番多かったのですが。
購買をしなくてもできることが沢山あるという証拠でもあり、家にあるもので考えて行動する可能性も知った時期でもあったなと、こう並べ、振り返って思ったりします。

また、実は前回からずっと考えていたことも、少し見えたこともあります。

前回、ECOALFやステラマッカートニー、H&Mなどリサイクルの1つである”アップサイクル”と呼ばれるものが、ゴミ0生活のルール5Rを提唱されたBea JohnsonさんのどのRになるのかな、と書いていました。

そのことについて、ずっと考えていたのですが。

毎週木曜日に、サステナビリティ関連のコラムを出されているECOALFさんの、第4回に、”3Rと7Rについて”という題材がありました。

このコラムによると、5Rまでは定義がありますが、7R以降は企業や団体により異なるそう。そして、ECOALF独自の7Rについて書かれていました。

少し引用します。

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1.Refuse (ゴミになるものを拒否する)
2.Reduce (ゴミを減らす)
3.Reuse(繰り返し使う)
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ここまでは、Bea Johnsonさんの5Rの最初の3つと同じですね。それだけ、大事な3点だと思っています。

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4.Repair(直す)
必要な修理をして長く使い続ける。
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これは、Bea Johnsonさんの5Rの中では、Reuseに書かれていた、1.無駄な消費をなくし、2.資源の枯渇を和らげ、3.買ったものの寿命を引き伸ばす、ことができる、というこの3番目のhowとして書かれていました。

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5.Regenerate(再生する)
再生品の使用を心がける。
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5Rの中で、クリアに”再生品”を使用しようというという記述は特にありませんが、Reuseのところに「製品を最初に作られたそのままの形で何度も使い、最大限に使用して寿命を延ばし、リサイクルの加工のために失われたかもしれない資源を節約すること」と書かれていました。

どんな再生品を買おうとも、その加工には少なからず何か資源が使われているということを頭に入れておく必要があるという点を再度認識しました。

新たに何かを迎え入れる際には、
再生品(リサイクル加工)の資源利用量 < 新たな製品資源利用量
という形が成り立つ場合かということがポイントで、そこを注意深く選んだ上での、Regenerateが、これから世の中に増えてくる選択肢だとも思いました。先日、購入したroot pouchはそこをクリアに説明してくれていた製品だと思います。


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6.Return(戻す)
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これも、上のRegenerateと同じく、新しい概念に感じます。
Beaさんの5RではRecycleという章に類似の記述がありますが、そこには成立するには2点のことが書かれていました。
1. 再加工に関するエネルギーが必要
2. メーカー、自治体、消費者、資源化業者のそれぞれの取り組みをうまく導いて連携させるような枠組みの実現が必要

その1が1から作るより削減でき、2が存在し、かつ製品to製品ができているものとして見たことがあるのは、Preserveという歯ブラシで。それ以降はすぐに出てこないのですが、これも選択肢が増えてくるのかもしれません。

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7.Recycle(再資源化する)
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ECOALFなどの洋服はこちらなのかなと思います。
そして、彼らのコラムにもクリアに書かれていましたが、不要なものを回収していったん原料まで戻してから再生させるリサイクルのプロセスには、運搬費や人件費などの多くのコストやエネルギーが必要であり、大量生産→大量消費→大量リサイクルだけでは、本当の意味で環境への負担を減らすことにはならないとも言及されていました。
これは、Beaさんがリサイクルのところに書かれたのと合致すると思います。

最後に、ECOALFの7Rをみて再度思うことは。

Preseveの歯ブラシのような循環する世界=同様のものが、1から作るものより資源の枯渇や利用エネルギーも少なく、再生できることが理想のように見えますが。今は、そうたくさんないことも現実だということです。また、Preseve(以下)やroot pouchのように、資源やエネルギーの利用についてクリアにかかれているのは多くはありません。

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Preseve(2012年のデータ)では、資源の枯渇や利用エネルギーについて、ヴァージンプラスチックよりどれだけ少ないかを公表しています。
・46%少ない電気エネルギー
・48%石炭カット
・54%利用する水の量を減らし
・利用するオイルの量も75%カット
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その現実があった上で、今回のECOALFの7Rをみることは、再生品についても、資源や利用エネルギーを見て選ぶという行動を新たに追加したいと思う出来事になりました。

これから、新しいRも、いろいろと見てみたいです。