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99%の正答と1%に隠れた正答。



MUSTリミッターの解除

私は快く勤務を申し出た。

 昨日と今日は休日。

 勤務が終わった瞬間から心が躍っていた。
 この休日も学びの機会。最近、日々の学びが趣味となり、休日を迎えるたびに昨日の自分を超えている感覚がたまらなく幸せだ。

 そんなワクワクした気持ちで迎えた朝、電話が鳴った。
 上司からの休日出勤の依頼だった。

 突発的な勤務はなぜか忙しい


 
変則的なことが起こった日はなぜか仕事が増える。

 案の定、この日も次々と仕事が舞い込み、昼食を取る時間すらないまま時間が過ぎていった。

「腹減った~」「もうやめて~」

 周囲からそんな心の声が聞こえてきた。

 私はそれほど空腹を感じていなかった。普段から「1日1食」を実践しているからだ。
 昼を食べなければならないという概念が私にはない。いつも通りだ。

「当たり前」は本当に正しいのか?


 勤務が終わり、職場を後にする際、同僚が声をかけてきた。

「休日出勤の連勤、しんどかったやろ?」

 私はほとんど疲れを感じていなかった。いつも通りだ。

 脳はすでに休日を満喫した気分になっていたため、連勤とは感じていなかった。
 普段なら確実に嫌な感情を抱いていただろう。

 しかし、このときの私は休日明けの気分だった。実際は休日返上で勤務したのに、だ。

 そのとき、ふと気づいた。

「こうでなければならない」という思い込みが、人の可能性を制限しているのではないか?

  • 12時になったら昼食を食べなければならない?

  • 週に決められた回数だけ勤務し、それ以外は休まなければならない?

 私たちは、周囲が「常識」とするルールに無意識のうちに縛られているのではないだろうか?

 本当は、それぞれの体質やライフスタイルに合った働き方や食習慣があっていいはずだ。

「みんながやっているから」という理由だけで、それを真実として考えることをやめていないだろうか?

休日の感覚を持ち込めば、働き方は変わる


 もし、「こうでなければならない」という思い込みを外せば、生活の質は大きく変わる。

 仕事終わりの時間を休日の気分で過ごす。

 これには、仕事後の時間を充実させることが重要だ。

 私の場合は自己投資、読書や新しいスキルを学ぶこと。わくわくが止まらない。

 充実した時間を仕事外で過ごせば、連勤が続いても心の中ではリフレッシュできる。

 その後の勤務をこなすことで新たなデータが蓄積され、自己投資の材料となる。

 休日だと思っていたおかげで、突発的な勤務も苦痛に感じず過ごせる。

 むしろ、本当は休日だったおかげで仕事の合間にリラックスした気分で過ごすことができ、精神的な疲労が減ることに気づいた。

「多い意見が正しい」からの脱却


 現代社会では、多くの人が「多数派が正しい」と考える。
 しかし、本当にそれは正解なのだろうか?

「みんなやっているから正しい」ではなく、「自分にとって何がベストなのか」を考えること。

 自分が納得できる情報を取り入れ、試行錯誤しながら最適なライフスタイルを築いていく。

 それこそが、「多数派マインド」から脱出し、自分らしく成功するための鍵ではないかと感じる。

 もしかすると、私は突発的な休日出勤のおかげで、「自己のリミッターの外し方」に気づくことができたのかもしれない。

 そして、それこそが、自分の可能性を広げる大きな方法だったのではないか。

「当たり前」を疑うことで見える世界

 これまでの『当たり前』を疑い、本当に自分自身にとって正しいかを考える。

 人類はいつも変革を起こすとき必ずこれまであった世界観が壊れている。
 一度、常識を疑いぶっ壊してみる。

 その先に、本当の成功が見えるのではないだろうか?


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