【旅打ち】笠松競馬_2023年2月
久しぶりの旅打ち記事ですが、実は途中まで書いてしばらく放置してしまった原稿です。
・・・というのも、スマホアプリ「ウマ娘」の新シナリオ・グランドマスターズが2023年2月24日にリリースされ、それにどっぷりとハマってしまいましたので3月はヒマさえあればウマ娘をやっていました。さすがに一通り楽しんで他のことに目を向けようとなった際にこの下書きの存在に気付き、せっかく途中まで書いたのであれば完成させようと思った次第。しばしお付き合い頂ければ幸いです。
期末ノルマ達成を目指して…
前年度はせっせと休みを取って旅打ちに出かけたつもりでしたが、それでも有給休暇はやや余りアリ。幸いにもワタシの所属先は非常に休みを取りやすいのでもう少し有給消化に努めることにします。
ではとりあえず休みを取るとして、どこに行こうか・・・前年度はかなり行きたいところに行ったつもりでしたが、1か所だけ気にはなっていたのが笠松競馬場。
笠松については皆さまご存じの通り最近は本当にいろいろなこと(不適切事案)があり、競馬法で禁じられている関係者の馬券購入やその儲けの所得隠しについてはもう処分や禊が終わったかと思いますので蒸し返すつもりはありませんが、関係者内での内部情報提供に関わる贈収賄やいわゆる八○長的なことについては今もワタシの中でモヤモヤしたものがあります。
そのエイトハンドレッドなことについては事実認定が行われていない以上クロとは言えないのですが、とにかく公正確保は競馬などの公営競技においては何よりも優先されるもの。
そこにおけるファンへの裏切りとも言える行為には今もなおスッキリしない気持ちがありますのであれから笠松の馬券は一切買っていなかったのですが、一方でもう20年ぐらい行っていないですし旅先としては少々魅力を感じるところですので、「その後」でも見てみるかと思い今回の行き先に選びました。
1日目/2023年2月21日(火)
岐阜羽島から笠松へ
乗換案内で検索すると判を押したように「新幹線のぞみ号で名古屋に行き、そこから名鉄で笠松まで」という結果が出てくるのですが、それだと普通過ぎて面白くないので、同じ新幹線&名鉄ながら岐阜羽島経由で行くことにしました。
岐阜羽島は初めて降り立った駅ですが、確かに噂通り周りにはあまり何もありません。
岐阜羽島と言えばポツンと孤立した駅のイメージがありますが、実は名鉄羽島線の新羽島駅に隣接しており、これに乗ると終点が笠松です。
新羽島から20分ほど乗車すると終点・笠松に到着。
笠松競馬場に到着
そんなこんなで笠松競馬場に到着。駅からは徒歩3分ほどととても近いですし、地方競馬場の中でアクセスは大井・船橋と並びトップクラスの良さですね。
20年以上ぶりの笠松競馬場。前回来た時のことはあまり覚えていませんが、今回の第一印象としては「相当年季が入ってるな」ということ。建屋に目を向けるとコンクリートや鉄製の部分がどれも相当な時間を経てきているのが分かります。
それにしてもこの笠松競馬場、とにかく建屋の多いこと。スタンドは東・中央・西の3つもありますし、食堂や運営棟も相当近接して建っていますので、とにかく場内は建物だらけというイメージです。
入場してすぐに建物の多さやその雑多な感じに大変興味をそそられ、あちらこちら建物の写真ばかり撮ってしまいましたが、せっかく競馬場に来ましたのでレース観戦・馬券購入のほうに気持ちを切り替えることにします。
この日は全9R編成で、ワタシにしては珍しく最初から最後まで観戦・購入しました(だいたい2Rからメインレースまでというパターンが多いため)。
前半戦は全て名古屋からの遠征馬がカチコチの鉄板軸。それを1着軸に3連単や馬単で勝負すると面白いように当たりますが配当は安く、9レースのうち6レース的中しながらも収支はマイナス。でも、場外発売していた姫路メインレースを買ったら当たったので結局この日トータルとしてはトントンに。的中率7/10R=7割なので満足です。
笠松競馬場のグルメ
ネット情報ではかなり評判が良いのが笠松競馬場のグルメ。今日はこれも楽しみにして来ました。まずは到着直後の腹ごしらえとして特別観覧席エリア内の食堂へ。
正直、このきしめんはちょっと味がイマイチでした。。。関西のあちこちにある立ち食いの「都そば」で食べるうどんの方がよっぽどおいしいです。
その後、上述の通りトリガミながらも当たるには当たるのでそれに気をよくして外の食堂棟へ。
このどて煮はとてもおいしかったです。また、この日は寒かったので熱燗も沁みわたりました。本来ならもう少し他のものも試したかったのですが、ワタシは競馬場に来たら結構飲まず食わずでレースに入れ込んでしまう方なので(地元の園田・阪神では昼ごはんだけで、まずアルコール類は飲みません)、これでも自分なりには競馬場グルメを堪能したほうです。
最終レースが終わると時刻は16時半過ぎ。このまま岐阜から延々とJR在来線に乗っても余裕で日帰りできるところではありますが、せっかくなので岐阜市内で一泊することにしました。笠松から岐阜までは名鉄の普通電車でわずか10分ほどの距離です(急行でもOKです)。
2日目/2023年2月22日(水)
金華山・岐阜城へ
岐阜と言えば織田信長。まぁワタシは織田・徳川より武田・豊臣のほうが好きなのですが、今年は大河ドラマ「どうする家康」を観ていますので、いまホットな場所の一つであろう岐阜城を観てから帰ろうと思います。
ホテル近くの徹明町バス停から岐阜バスに乗り10分ほどで「岐阜公園歴史博物館前」に到着。
バス停から少し歩くと金華山ロープウェイの乗り場があります。標高329mにつき歩いても登れるようですが、あまり登山とかには興味がありませんのでロープウェイを使います。
ロープウェイを下りてから少し歩くと展望台がありましたが、ここからの眺めはこれまでの人生で一番ではないかと思うぐらいの素晴らしいもので、本当にびっくりしました。この壮大な眺めを独占とはさすがというか如何にも織田信長という感じです。
予想以上に良かった金華山登頂・岐阜城訪問の後は、すぐ近くにある岐阜市歴史博物館へ。そこそこの規模があり、展示物はやはり織田信長に関するものが多かったですが見ごたえがありました。
意外といいぞ、高槻乗り換え
夕刻より地元で用事があるので岐阜市内観光は午前中に留め、家路につくことにします。さて、帰りはどういうルートで帰ろうか・・・
Yahoo!路線案内で検索するとやはり新幹線で名古屋→新大阪というルートが1番に出てきますが、運賃は7000円近くと結構かかります。そこで検索条件から新幹線や有料特急を除外して出てきたのが、
①岐阜から高槻までJR在来線(2310円)
②高槻市から最寄駅(園田)まで阪急(290円)
という結果。なんとこれだと2600円で帰れますし、所要時間も新幹線利用より45分ほど遅いだけです。
岐阜→大垣→米原と乗り継ぎ、米原からはJR西日本の誇る新快速で高槻へ。JR高槻駅から阪急高槻市駅への乗り換えは市街地を少し歩く必要があり、実は高槻で降りたのは初めてだったので少々迷いましたが、何とか阪急への乗り換えも行えて無事に帰宅。
コレ、阪急は長い距離を乗ると結構安いので、阪急沿線組にとってはかなりお得なルートですね。いい発見でした。ちなみに大阪梅田までだったら「岐阜→京都(1,980円)」と「京都→大阪(580円)」の2枚に分けて乗車券を買えば、JRのみのルートが最安です。
ということで、ようやく全て書けた笠松への旅打ち記事。
率直に言うと笠松競馬自体はあまり面白い番組が無いですし、名古屋からの遠征馬がどうしても強いのでその意味でもさらに面白くありません。よって冒頭で述べた、当該事案に対する思い云々は抜いたとしても正直この先もあまり積極的に馬券を買いたいなとは思いませんが、旅打ち・旅行気分で行くのであればピカピカのフレッシュながらちょっと無味乾燥感のある名古屋競馬場よりは良いかも知れません。
名物グルメやノスタルジー溢れる鉄火場感もたまには良いですが、競馬の基本はやはり強い馬と面白い番組だな、と再認識させられたのが今回の旅でもあり、ワタシにとっての収穫でした。
4月に入り新年度を迎えました。今年度も引き続き旅打ちに出ていこうかと思っていますので、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。ご精読いただきありがとうございました。