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2024年韓国競馬グレード競走年間レースレーティング

毎年この時期になるのですが、KRAより韓国競馬グレード競走の2024年間レースレーティング(国際レーティング、以下ARR)が発表されていますので、そのご紹介です。

上記リンクの「2024년 G급 대상경주 레이스 레이팅 현황」をクリックすると全23グレード競走のARRが日付順に出てきますが、そのままでは少し見にくいので和訳したものを以下シリーズ毎に纏めながら共有します。


コリアカップ・コリアスプリント/国際招待競走

コリアカップは2023年の112から上昇して114となりましたが、コリアスプリントは逆に111から109に下がってしまいました。

これで両競走とも2022年の国際G3格付けから3年間のARRが揃いましたが、その3年平均(PRR:パターンレースレーティング)は下表の通りです。

とりあえずコリアカップのPRRは110を超えたということで国際G2への昇格可能性が出てきたというところでしょうか。今年はそのような昇格に向けた動きがあるのかどうかについても注視していきたいと思います。

コリアプレミアシリーズ/古馬中長距離(下半期)

大統領杯を除く3競走は全て国際開放競走として1レース当たり最大3頭の海外調教馬の出走が可能ですが、KRAカップクラシックKG2とグランプリKG1は105を超えていますので、もしそこに挑戦するとしたらやはり最低でもG3で勝ち負けになるような馬であることが求められるのかも知れません。

ステイヤーシリーズ/古馬中長距離(上半期)

コリアプレミアシリーズの上半期版とも言えるのがこのステイヤーシリーズ。YTN杯KG3と釜山広域市長杯KG2が国際開放競走ですが、これもやはりプレミアシリーズと同レベルのPRRとなっています。

まぁ、その両シリーズとも要はGLOBAL HIT、TUHONUI BANSEOK、SPEED YOUNGの3頭の牽引がほぼ全てという状況ですので、とりあえずその3頭に敵うかどうかというところですね。

スプリンターシリーズ/古馬短距離

このシリーズにおいてはSBSスポーツスプリントKG3が国際開放競走ですが、ちょうど先週種牡馬入りしたBEOLMAUI STARが牽引し106に達しました。

なお、国際新聞杯はコリアプレミアシリーズの一つですが、都合上ここでは短距離路線として纏めています。

クイーンズツアーシリーズ/古馬牝馬

初稿では間違えてトゥクソム杯を「内国産限定」にしていました。
正しくは限定無しの産地OPです(2025/01/29 20:05修正済)

この中ではトゥクソム杯が国際開放競走です。またエスメラルディーナ(2015年優勝)のような遠征馬が出てきてほしいものです。

トリプルクラウン/3歳クラシック

国際開放競走でもブラックタイプ競走でもありませんのであくまで参考までですが、3レース共に2020年までは100に達しないことが多かったものの、それ以降は着実にPRRを上げてきています。

トリプルティアラ/3歳牝馬クラシック

トリプルティアラ一冠目のルナステークスはリステッド競走につきここでは算出されていませんが、こちらもトリプルクラウン同様のトレンドでPRRが上がってきています。

2歳競走

2歳唯一のグレード競走ということでシリーズではありませんが、こちらは近年の90台前半から割り込んでしまいました。


競走馬レーティング順位

最後に韓国調教馬の国際レーティング順位です。こちらは下記リンクより年度毎のランキングを見ることができますが(年度データにつき更新頻度は年初の1回だけです)、さすがに和訳はキツいので画面イメージのご紹介のみで失礼します…

(画面イメージ)


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