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【旅打ち】高知競馬_2022年10月①

ある件でどうしても高知で対面面談する必要があったのですが、そのアポイントメントを「月曜日の午前10時」で取得。

月曜日の朝かぁ。そりゃ前泊せなアカンなぁ。参ったなー(ニヤニヤ)

ということで、見事に高知競馬へ行くチャンスを作り出すことに成功!

あと、YouTubeで見た「菊間のお供馬走り込み」(愛媛県今治市)という伝統行事に元競走馬が使われていることを知ったので、それも絡めて愛媛・高知へと行ってきました。

1日目/2022年10月15日(土)

移動(伊丹→松山→今治)

伊丹8:35発のJL2301便で松山へひとっ飛び。松山空港からはリムジンバスに乗るとわずか15分ほどでJR松山駅に到着です。

旧字体(驛)表記でなんかカッコいい松山駅
JR四国と台湾鉄路は共に「松山駅」を持っているので、2013年に友好駅協定を締結。
実はワタシその当時は台湾に駐在していたので、このニュースはよく覚えています。
松山(台北)発松山(愛媛)行のチャーター便も飛んでいましたね。

JR松山駅からは特急しおかぜ14号に乗って今治へ。約40分で到着。

運賃970円+自由席特急券530円=1500円

今治駅に着いたのはちょうど11時。今日は朝食を抜いてきたので先に早めの昼食とします。

今治駅ナカの食堂で鯛めし御膳をチョイス。
やっぱ鯛めしはお茶漬けタイプよりこの炊き込みタイプの方が好き。

村上海賊ミュージアム

今日は今治周辺観光と決め込んでいますが、しまなみ海道は通ったことが無いのでまずは大島にある村上海賊ミュージアムに行くことにしました。

とは言え、さすがに公共交通機関だと不便過ぎるところ。ワタシはタイムズカーシェア会員なので、今治駅のすぐ横にあるステーションで車を借りての移動です。

地元柄、明石海峡大橋はよく使うのですが、今治と大島をつなぐ来島海峡第一・第二・第三大橋からの眺めも絶景。側道は自転車で渡る人も多く、皆が思い思いに良い休日の過ごし方をしているようです。

ステーションを出発してからだいたい40分ほどで村上海賊ミュージアムに到着。

もうちょっと村上水軍について事前勉強してから行けば良かった・・・
この瀬戸内の青い海と青い空が大好きです
この小島二つを全て要塞化して能島城を構成
普段は島に上陸できないため、このミュージアム訪問をもって登城認定。
ところで「続」って付いてるけど、普通の100名城と違うのか!?

村上海賊ミュージアムはだいたい30分ほどで観終わったので、次は来島海峡大橋を一望しようと大島の南部にある亀老山(きろうさん)展望台へと向かいます。

・・・が、展望台に上がる坂道の入口でパトカーが一台止まっており、「本日は混雑による事故防止のため、入場制限を実施しています。暫く待機してください」とのアナウンス。まぁ、今日は秋晴れの好天でみんな外に出ているんだろうけど、そんなに制限しなければいけないほど混んでるのか!?

しかし、待てども待てども警察は坂道を上がらせてくれません。「まぁこちらは明石海峡大橋を死ぬほど見てるし、ここでそんなに時間を使う必要はないだろう」という訳の分からない理由付けで亀老山展望台は断念、今治側の来島海峡SAから眺めることにしました。

憎きブルーインパルス/断念、今治城

また来島海峡大橋を渡って今治側に戻りますが、来島海峡SAに入ったところ駐車スペースが満杯でどこにも止める余地無し。ものすごい数の人たちがスマホ片手に写真を撮っていますが、なんかそのカメラを向ける角度がおかしい。空に向かって写真を撮ってる?

そのあたりよく分からないまま「こちらは明石海峡大橋・・・(以下略)」という謎の理由付けを再度行い、仕方が無いので今治城へと向かいます。

今治北ICで降りて市内の方へ向かうと、やはりあちらこちらから住民たちが道路に出てきて、空へ向かってスマホをかざしています。だから一体何やねん!?と思い信号待ちの隙に車の前面ガラス越しから必死に上空へと目を向けると、なんかキレイな飛行機雲が一筋、二筋と・・・

そこでちょうどカーラジオ(地元のAM)から流れてきたのが、今日は今治港開港100周年記念事業としてブルーインパルスが展示飛行をするというニュース。そうだったのか、全然知らなかった・・・。

こちらとしては明日に備えて松山より今治泊の方が好都合だろう、ということだけで今治を選択したのですが、今日はその開港100周年行事とガッツリ重なってしまったようです。恐らく、先ほどの亀老山展望台もブルーインパルス目当ての混雑だったのでしょう。

そんなこんなで車は今治城まで残り2km弱ぐらいの距離になりましたが、ちょうどそのタイミングで展示飛行も終了し、ものすごい数の人と車で周辺道路はぐちゃぐちゃ。1km進むのに1時間もかかる始末。なんかトイレにも行きたくなってきたし、イライラ度は募ります。

しかも、今日借りている車は次に予約が入っているので16時返却がマストですが、このペースだとのんびり今治城を観ていたらアウト。って言うか、今治城にいつ到着できるのかも不明。

・・・ということで、もうさっさと車を返却することにしました。旅打ちと城巡りはマストの組み合わせにしてるけど今日はなんかすごく疲れた。ホテルで府中牝馬Sでも観るか・・・なんかアノ白い馬も出るみたいだし。その後ステーションに戻るのも大渋滞の中苦労し、何とか15時20分に返却。ホント、今治城を観ていたら完全にアウトでした。

左は18時頃、右は14時半ぐらいの渋滞の様子。真っ赤っかで今治大炎上。

車両返却後ホテルにチェックインするとちょうど府中牝馬Sのスタート時間。馬券購入は間に合いませんでしたがイズジョーノキセキなんて買えないので、まぁ買えなくて正解でした。

その後は夕食どきまでいつもの如く小娘どもの育成(ウマ娘)に精を出し、さぁ街へと繰り出しましょう。しかし・・・

アーケード街(今治商店街)の寂れようが、それはそれはもう・・・

こりゃダメだ。そもそも店が全く開いていない。まぁ今日は昼に鯛めしも食えたし、今回も夜はツマミと酒を買って部屋飲みでいいや。

2日目/2022年10月16日(日)

お供馬の走り込み

今日はいよいよ今治市菊間町の加茂神社で行われる伝統行事「お供馬の走り込み」を観に行きます。この行事、2020年と2021年はコロナのため開催見送りとなりましたので、今回が3年ぶりの開催です。

朝8時からやっているということで、今治7:20発のJR普通で菊間へ(所要29分)。2両編成の電車ですが欧米人家族2組も乗車、そして菊間で下車。早くもアフターコロナの”再開国”効果がここでも出ているようです。

菊間駅舎(無人駅)
微鉄なのでこういう写真も撮っておく

菊間駅から加茂神社までは徒歩15分といったところでしょうか。駅に降りてからは何の案内もありませんので、予め地図で加茂神社へ向かう道を把握しておきましょう。とりあえず駅から東へ向かい、川沿いに出たら幟(のぼり)が上がっていますし、皆が同じ方向に歩いていますので、そこまで行けば後は大丈夫かと思います。

加茂神社の入口
走路はもう完全にアメリカ的なダートになっています

ちなみにこの神社の入口でその日の観覧を左右する選択肢が発生します。

鳥居の右側へと進めば突き当りがパドック、ではなく各馬の待機所となっており、おめかしした馬たちの雄姿を近くで眺めることができます。あと、上のリンク先の走行写真はこの右側から撮影したもので、やはり撮影目的の人たちで賑わっていました。

各馬の待機所
馬も少年も、共にカッコいいですね

一方、鳥居の左側を進むと神社境内にも上がることができますし、馬たちは左カーブを内ラチ沿いに走るため、至近距離で疾走の様子を観ることができます。

本馬場?入場の様子
競馬場以上の至近距離なので身を乗り出すと危ないです

何故右と左の選択かと言いますと、走り込みが始まったら両サイド間の往来は関係者以外禁止になるからです。ワタシは右側から入って待機所の様子を撮り、その後まだ左側へと横断することができた時間帯にいたのですが、8時半ぐらいを過ぎるとその往来ができなくなるためご注意ください。(往来できずに悔しそうにしている人たちが大勢いました)

高知競馬場

そんなこんなで迫力の走り込みを10時ぐらいまで堪能し、次へと向かうことにします。そう、高知競馬場です。隣県とは言え結構大変な移動です。

菊間から松山まではJR普通が1時間に1本だけで、ワタシは10:30発に乗車。約40分で松山駅に到着です。その後11:30発の高速バスで高知へ。乗客は6人ぐらいでガラガラでした。

大豊ICの手前当たりで。この四国の風景がたまらなくスキです。

終点・はりまや橋には14:15に到着しましたが、高知競馬場に寄る市内バスT3系統は5分前に出てしまっていますので、次便15:05まで市内をブラブラ散策しながら待機します。

お約束のはりまや橋(小さい)。もう何度この写真を撮ったか。

好天の高知市内、結構暑かったけど歩き回ってて楽しかったですね。もうプライベートで20回以上来ている高知。やっぱこの街が好きなんだよなぁとか色々と思いを馳せているとバス次便の時間に。南はりまや橋バス停からT3系統で乗車25分、ようやく高知競馬場に到着です。

聖地到着

到着するとちょうど秋華賞発走10分前。高知競馬場はJ-PLACEでもありますので本馬場で1Rや2Rのファンファーレが鳴り響く中、スタンド内ではひたすら中央競馬の中継モニターに噛り付いて観ている人の多いこと。中央のGIレースだからそれはそれで仕方無いんですけどね。

まぁワタシも三冠牝馬誕生の瞬間が観たいので秋華賞を観ましたが(よく考えたら今年は日本ダービーと秋華賞は高知競馬場で観戦・・・)、結果は皆さまご存じの通り。三冠馬は簡単には出ないですね。さぁ今からは高知競馬に集中です。

この夜も更けていく高知競馬場の景色がたまりません

3Rから10Rまで参戦しましたが、馬券は全てスカ。特に10Rは三連単を1-3-2着で外してスッカリ戦意喪失。もう腹も減ったし喉も乾いたので20:05発の有料バス最終便で高知市内へ戻ることにします。

ちなみに最終12R(一発逆転ファイナルレース)後は無料バスがありますので普通は皆さんそれに乗ると思います(有料バスは運賃470円と安くはありませんし)。実際、有料バス最終便の乗客はワタシ一人だけ。でもワタシは基本的に競馬場に行っても紙馬券を買わずにSPAT4で買いますので、一発逆転ファイナルレースはネット購入して撤収です(結局最終もスカ)。

南はりまや橋には20時半に到着。高知はカツオが有名ですが土佐はちきん地鶏もありますので、今宵は以前からマークしていた店で鳥焼肉にしようと思います。

・・・しかし、なんとその店は肉切れで早々と閉店!

午前3時まで営業しています」というのがウリの店なのに、20時半の時点で早々と閉店とはどういうことやねん!・・・仕方が無いので代替として廿代町の餃子屋台に行くことにしましたが、その屋台も日曜日は休み。あぁ、もう!

もう今から新たな店を探すのも邪魔臭いので、今夜もコンビニでツマミと酒を仕入れて部屋飲み。高知はまたいつでも来れるし、まぁいいか。

3日目/2022年10月17日(月)

やはりカツオのタタキ

この日は朝10時から面談、11時に終了。今日も朝食は抜いてきたので、ひろめ市場で早めの昼食とします。

いつもは明神丸ですが、今日はやいろ亭をチョイス
やはりカツオのタタキは外せません

カツオの塩タタキ1560円+ご飯・味噌汁セット300円と結構いい値段がしますが、やはりカツオは高知に限ります。とにかくウマい!

付け合わせの生ニンニクまで完食し、マスクの中で強いニンニク臭を感じながら、はりまや橋12:15発のバスで高知龍馬空港へ。帰りは13:25発のフジドリームエアラインズ神戸行き824便です。

神戸空港からはポートライナー&阪急神戸線で16時前に帰宅。あぁ疲れた。でも、秋晴れの四国を思う存分に楽しめた、良い旅打ちでした。また行くぞ、高知!

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