英語堪能者ATSUさんの言葉、外国語上達法(千野栄一著)との比較が面白い
youtuberの英語界では知らない人はいないであろうATSUさんの言葉が響いた。
以前、「外国語上達法」(千野著)で彼の恩師が言った言葉をレビューで書いたことがある。
まあこのレビュー2は読まなくていいですが、今回言いたいのは、この恩師に千野氏が若いとき尋ねたこと。
「覚えなければならないものはなんでしょうか?」
恩師の答えて曰く「覚えなければならないのはたったの二つ。語彙と文法」まず一番が単語、次が文法。以上の二つだけ。ということだった。
これと同じようなことをATSUさんが言っているのですが、違うのですよ、言ってることが。それが面白い!
彼曰く、「語彙、発音、文法の3つ」と。発音が格上げされ3項目になっている。そして、彼がいう「語彙は無限で一生覚えていかなければならないし、限りがありません。しかし、発音と文法は語彙(単語)に比べて圧倒的に少なく有限です。で、あれば発音と文法を早く、すぐ、やってしまって、あと、語彙を覚えていくのです」と。
発音が要素に入り、そして発音と文法をまず早くやり終えよと。
外国語上達法はスピーキングやリスニング練習法がほぼない。シャドーイングやオーバーラッピングなどのリスニングの話はないし、スピーキングにいいのは何なのか、独り言ってどうなのか、とか一切ないので残念なのだが、それで「発音」というのも無い。オーラルに対して、なぜか無くて残念な書籍となっている。
で、文法に対する考え方も若干違うわけだ。
千野氏(の恩師)は、語彙が大事であり、まあ次に文法だという言い方。ATSU氏は、語彙は無限だから、まず文法をやって語彙と一生向き合うという感じ。
なんか、ニュアンス違いますよね。
文法の考え方のニュアンスが違うし、発音というのも文法と同等だと考えるATSU氏。
千野氏の恩師のほうが大海原に投げ込まれてバタバタしてしまいそうだ。
それよりもATSU氏のほうが、まず発音と文法を一通りやってしまえといっているわけなので、なんか優しい気がする。
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