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道具と向き合い、育てる

靴職人の養成学校に
通いはじめて2週目。

先日、道具が支給されました。

これから共にする
「相棒たち」ワクワクです。

●道具を育てる

これが初めて持つ道具。
「大事に使おう!」
と思っていた最中

ガシガシ、ゴシゴシ、バキッ!

道具を削る、切る、折る。
という授業が丸2日ありました。

まず、道具を使えるようになるために
自分が使いやすいよう加工しなきゃいけないんですね。

「買って終わり」ではなく

既製品の道具を
まずは容易に、安全に
使えるようになるため

自分仕様に加工しました。

これを
「道具を育てる」というそうです。

刃物を切れやすくするだけでも重労働。
何時間かかったんだろうか。


昔から握力がないので
ちょっと周りから遅れをとりましたが
慣れと根性で乗りきります。

人生で初めて、腕に筋肉がつくかも。
ちょっと楽しみ

●職人にとって道具とは…


刃物以外にも
ブラシを短くしたり
工具類の角に丸みを持たせたり

職人になるということは

これからほぼ毎日
その道具とともに作業するということ

何百回、何千回とする

その作業に必要な力が
ちょっと減るだけで

時間と体力の消耗が減ります。

そこまで考えてやっていくのが
「職人」なんだなと思いました。

「趣味でDIYやってました。」
とは、道具の向き合い方がまるで違います。

「早く靴つくりたい!」
って本音は思ってましたが

いやいや甘すぎます。
職人として、
ちゃんと道具を使えるようになった後

それらの道具から
生み出される靴をしっかりつくりたいです。

それまでは、基礎の基礎。
道具と向き合う時間。

がんばる🐘

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