見出し画像

「靴」を通して、生活を豊かに | noteEXPO2021

はじめまして、ずんです。

福岡県出身、京都府在住。
身長148cmのチビです。

27歳になり、心機一転
この春から「靴職人の養成学校」に通いはじめました。

通いはじめてまだ1週間ですが
これから私が靴職人として
成長していく様を皆さまに見届けてもらえたらと思い、noteはじめました。

まだまだ初心者ですが
noteEXPO2021が開催されている
この機会に「夢」をめいっぱい語りたいと思います!

私の夢は「"靴"を通して、自分を、相手を
地域を豊かにする」
です。

●「自分」を豊かに

まず大事な夢は
自分が幸せであること。

私が「ものづくり」
に興味を持ったのは、

大好きだった仕事を
悔しい思いで退職した時でした。

・ボランティアに携わる仕事

元々、ボランティア活動を運営するNPO法人に勤めており、

国内外で、農業や教育、環境保全、地域活性化などのボランティアプロジェクトを運営していました。

仕事は楽しく、やりがいがあり
大好きな仕事でした。

徐々に仕事に結果が出るようになり、
プロジェクト数が増え、忙しくなってきましたが
大好きな仕事だったので全然苦痛ではありませんでした。

・心と体のバランス

しかし、
2018年の西日本豪雨災害の際
「すぐに何か行動しなきゃ」と思い、
無理なスケジュールを押して
愛媛の被災地に向かいました。

浸水してしまった場所の片付けを
少しお手伝いさせていただきましたが、
どうしても次の予定があり、
1日あまりの滞在で、次の出張先に向かいました。

出張から帰宅した後、
私は家からしばらく
出られなくなりました。

被災地へ行く前も、出張が続いており
ゆっくり体を休める時間がなかったんだと思います。

ずっと寝たきりで、食欲もなく
人に会う事もできなくなりました。

1週間のお休みをもらい、回復せず
病院で適応障害と診断されました。

1ヶ月のお休みをもらいましたが、
結果的には退職することになりました。

好きな仕事、やりたい仕事
と思っていましたが、自分の体を休めること、自分を大切に思うことを
すっかりを忘れていました。 

・癒しとなった「ものづくり」

退職後、家にいては回復しないと思い
外に出るように心がけ、習い事をはじめました。

はじめたのは「陶芸」。
都会にいながらも、土に触れたいというだけの理由でした。

それが楽しくて楽しくて。

つくる事に集中している時間は
私にとってものすごく「癒し」になると感じました。

もともと私は「休む」事が苦手で、

何もせずダラダラしていると自己嫌悪に陥るため、予定が入っている方がマシだと思うタイプの人間でした。

そんな私にとって
何かをつくることで
前に進んでいる感がありながら
癒しになるものづくりは

私の生活の中に必要不可欠だなと
思うようになりました。

まずは誰のためでもなく、
「自分の心を豊かにする」ために
ものづくりがやりたい!と思いました。

●「相手」を豊かに

次に大事な夢、相手を幸せにすること

これまであまり自分に興味がなく、
今更、自分本位に生きることもできないため

誰かのためになる「ものづくり」をしたいと考えました。

・生きていく上で必要なもの

そこで、人が生きていく上で
1番なくてはならないものはなにかと
考えた時に、

人が身に付けている
服か靴ではないかと思いました。

靴職人のつくる「靴」について
よくよく考えてみると

✔︎オーダーで相手の好みに合わせた靴づくり
✔︎足や体にトラブルを抱えている人の助けになる
✔︎いい靴をつくって長く履いてもらう


これらの事ができることに気づき、
ワクワクしました。

・出かける時に気分があがる靴

皆さんは出かける時
どれだけ自分の身なりを気にしますか?

あんまり気にしないという方も多いかもしれませんが、
お気に入りの服を着たら
ちょっとテンションあがりますよね。

その気持ちを「靴」を通して
足元から感じてもらえたら最高だなと思いました。

・足を守り、支えるもの

最近は、足や腰、肩などに不調を訴える人がたくさんいます。

原因は様々ですが、「靴」が原因であることも往々にしてあります。

自分にあった靴を履くことで
歩きやすくなるのはもちろん。
姿勢が伸びたり、疲れにくくなったりします。

かかとの細さや、甲の高さなど
足のカタチは様々なのに
0.5cm単位でしか選べない靴では
人を支えること、守ることはできません。

・大量生産、大量消費

また、ものをつくりたいと思う一方で
「消費」について疑問がありました。

多くのものが安く売られ、すぐ捨てられる時代です。

作家や職人と呼ばれる人たちは減ってしまいました。

もっと良いものを買い、長く使うという世の中にならないものか

「靴」なら作り方によっては修理ができ
何度も使い続けてもらえる。


その人にとって
「一生つきあいたい相棒」のような
靴が作れないかと思いました。

だからこそ

私は靴職人になって、

出かける時にウキウキする靴を
歩行を楽にする靴を
ずーと長く使ってもらえる靴を

つくりたいと思います。

●「地域」を豊かに

最後の夢は
地域を豊かにすること


私は今、京都の田舎町に住んでいます。
歩いていけるところにコンビニはないし、
車がないと生活ができません。

でも山があり、川があります。
春になると桜が咲きますし、そろそろ田植えがはじまります。

紅葉だってわざわざ見に行かなくても
生活の中に飛び込んできます。

そんなこの町が大好きです。

・小学校の閉校

しかし家から1番近い小学校は
数年前に閉校になりました。

現在、地域の活気を持続させるべく
旧小学校の施設で、マルシェイベントを企画したり、レストランにしてみたりしています。

そして今、少しずつ地域の方々が集まる場所になりつつあります。

これから私は
「靴」を通して、地域の人たちに
自分の生活や、大事にしたい価値観を
再認識してもらえたらと思います。

また、わたしの「靴」を求めて来てくれた方に、もっとこの地域を知ってもらえる仕組みづくりをしていきたいと思っています。


これが私の夢

「"靴"を通して、自分を、相手を
地域を豊かにする」

です。

ぜひこれから、靴職人として
少しずつ成長していきますので
皆さま優しく見守ってもらえると嬉しいです!

がんばる🐘

いいなと思ったら応援しよう!