生きていた動物の革
革屋さんを訪問。
たくさんの革がずらーっと
1階から3階までびっしりならび、
革の卸売り業のいろはを学びました。
普段、私たちが見る革は
靴や財布など、既に製品になっています。
そのため、革が動物からできているもの
ってあんまり実感は湧かないですよね。
売られている革を
ひろげてみると
一目瞭然です。
頭部分と、お尻部分
足の方の革はシワが多く
薄く、伸びやすい。
そのものがまさに生きていたことが
よく分かります。
ここにあるものが
全て生きていたものだと思うと
なんとも言えない
ゾッとする感じがします。
生きていた動物の革が
これまで流通しているには
もちろん理由があります。
布とは違って
繊維が複雑にからみあい
丈夫で、長持ちします。
伸縮性、保温性、吸湿性があります。
豚や牛などは
「お肉」にばかり意識がいきがちですが
皮もしっかりいただき、
命を決して無駄にしないことって大事ですよね。
使わせていただく革の命に感謝して、
ステキな靴をつくっていけたらと思います。
がんばる🐘