7/12 寅さんと天才児
おはようございます。
最近観たのは、ネットフリックスアルゼンチンのニューマン映画『ゴヨ』。
主人公ゴヨはアスペルガー症候群の美術館ガイド。
ゴッホが好きなゴヨ、自室に大きな『星月夜』が飾られています。
あんまり観ないアルゼンチン映画ですが思わず引き込まれました。
お国柄が出てるなぁと思うのはサッカー観戦の熱狂ぶり。
このところハマッているのがネットフリックス『ヤング・シェルドン』5シリーズ。『ビッグバン・セオリー』(未見)のオリジンだそうです。
天才児シェルダンを取り巻くファミリードラマ、安心して観ていられる。
エログロ要素がなく、ときどき「クスッ」と笑える。
ワタシは祖母のコニーファン、この「ばぁば」は美人でチョイ悪を子どもたちに伝授して、なおかつじぁさまにモテモテでかっこいいんです。
しかし、なぜにわれわれはこうも天才が好きなんでしょう?
アスペルガーのゴヨも天才、9歳で高校に行くシェルダン・クーパーも天才。
ハラハラしながら痛快さも味わえるからかしらん。
そして、山田洋次監督・渥美清主演の『男はつらいよ』シリーズ。
エログロ回避視聴シリーズともいう。
第1作目から観ていると、とらやのおじちゃん役が目まぐるしく変わっていてビックリします。三崎千恵子のおばちゃんはずっと同じなのにね。
マドンナの変遷も楽しんでいますが、ワタシャ、なんといっても浅丘ルリ子のリリーがダントツです。リリーと言っただけですでにポロポロ泣いちゃうっす。
吉岡秀隆君の満男は『北の国から』での純と同じように日本中で見守ったような氣がします。
今や、寅さんと満男のような関係が消えてしまったことに深くため息をつく。
あとですね、49作特別編は渥美清ではなく、主題歌を八代亜紀が歌っている。じーん……八代亜紀さん、ホントいい歌手でしたね。ちなみに50作目は桑田佳祐が歌ってます。
そして、この作品の裏主役は「さくら」、倍賞千恵子さんだと思います。
さくらが物語の中心で、寅さんは狂言回し、トリックスター。
実に深く日本民族の特性を突いている作品だった、恐れ入り谷の鬼子母神。
たぶん死ぬまでにあと何回か観るであろう寅さん。
日本人のこころには寅さんがいる。
ありがとう、山田組!
ではでは、今日もご機嫌元氣な1日を。
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