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12/25 外食日記・佐賀市「超天丼虎之介」「都来福」
おはようございます。
今回の佐賀ランチは焼肉「大昌園」か天丼「虎之介」かで、食いしん坊俱楽部は数日前から侃々諤々でした。ようやく前日になって、
「焼肉は今年まぁまぁ食べたから、虎之介の超天丼が食べたいっす」
というショローの希望が採用されました。
今年の夏、佐賀市に来たとき「虎之介」の「ハモ天、始めました!」というのぼりを見てから、妙にこころ惹かれるお店で、いつか行きたい~と思っていたのです。
なんか不思議にそそる店なんですよね。
実際、のぼりの「ハモ天」で、無性に「鱧食べなければ!」となってしまい、その思いが募り長崎の茂木まで鱧コースを食べに行っちゃいましたからね。
それはさておき、ついに初虎之介です。
店前の駐車場は満車で、入れ代わり立ち代わり車がやってくるような繁盛店。ちょっと離れた場所に第2駐車場もありました。
店先に「牡蠣天丼始めました」の看板あり、(うっ、牡蠣天丼もいいなぁ、どうしよう、超天丼と牡蠣の併せ技とか無理かしら)早くも食いしん坊の苦悶が始まります。
「サカグチ、何にするん?」
こうゆうときは、落ち着くために相方の出方を探る。
「ええ~っ、どうしよっかな~」
「超天丼と定食はどこが違うん?」
「超天丼は丼で、定食は天ぷらとごはんが別なんじゃないですか」
なんと冷静な、さっすが食いしん坊俱楽部会長です。
「私は普通の超天丼にします。ごはん大盛りで」
「ええ~、待って、待って。いやん、もう分からん。今日はビギナーちゅうことで、スタンダードなヤツにするか、ほんじゃワタシも同じヤツ」
普段はたいてい即断即決なんですが、食事に関してはどうにもならん。
「塩辛はお代わりできるみたいですよ」
「おお、『ひらお』形式よかねぇ。味噌汁は?」
「味噌汁は別ですね」
「この前行った『かずら』は味噌汁もごはんも永遠にお代わり自由やったよ」
「あそこ、ホントに美味しそうでした。いきた~い」
「いこ、いこ」
待ってる間も食いもんの話をしています。
「お待たせしました」
きゃ~、来ました、来ました、超天丼!
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超天丼・並1490円。
メニューを読み解くと、どうやら海老天が1尾増えるごとに200円増しのようです。さして特別海老に思い入れがあるわけではないのでこれで十分。
まず、味噌汁をいただきます。
お、いい味、ここは当たりかも、うひゃひゃ。
次に見るからにプリプリのイカの塩辛をば。
うっ、こ、これはうますぎやん、お代わりマストばい。
「ちょっと、ちょっと塩辛だけでごはん食べられるねぇ、ヤバいうまさよ、コレ」
「ですね~、お代わり貰いましょうか?」
おっと、会長は早くも塩辛をペロリと平らげているのでした、さすがです。
さて、いよいよ超天丼へ、何から行こうかな、じゅるる~。
丸っこいのは半熟卵、コレは後にしよ。
大葉、サクサク~。
ごぼう、うん、美味しい。
巨大穴子、ふわっふわです~。
甘じょっぱいたれの浸み込んだごはんもパクパク、もぐもぐ、ごっくん。
「塩辛、お代わりおねがいしまーす」
マジでうますぎる塩辛です。
結局、塩辛3皿食べてしまった。ちなみにやっぱり評判らしく、お持ち帰り100g500円もありました。
「アレ、なんりさんは海老のしっぽ食べないんですか?」
「へっ? 食べたことなかった。食べれるん?」
「食べられますよ、イセエビは無理だけどコレは全部食べられます」
ほっほ~と食べてみると、確かにカリッとして美味しい。
そうだよねぇ、全部食べきるほうがいいに決まっとる。
66年間、海老天のしっぽを残してきた歴史を反省。
これからはしっぽまでいただきます、はい。
いくつになっても学ばせてもらえます、感謝。
店内には常連さんらしき方が多く、お一人様の女性客も。
「虎之介」は安心して来られる優良店なんでしょう。
ごちそうさまでした、絶対また来ます~。
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「お腹すいたねぇ、すっかり日も暮れたし……」
「今日は喫茶しなかったですもんね」
「ねぇ、いっそのこと都来福に行かない?」
「うわ、いいですねぇ、行きましょ、行きましょ」
今年オープンの中華「都来福」、ワタシは巨石パーク大冒険の後にも行っている。家の近くにあったら週に1度通いたいお店です。
夕方のラッシュをなんとか乗り越えて、無事にお店に到着。
ランチ以外で来るのは初めてです。
「ええ~、どうしようかな~」
「ワタシは餃子定食にするわ」
ランチのときとは違って即決のワタシ、メニューを前にうんうん唸るサカグチ。
「やっぱり、やっぱりラーメンセットにします。台湾ラーメン激辛とチャーハン」
「それって前と同じじゃん?」
「いいんです、同じで」
そうか、よほど氣に入ったんだな、がっつりラーメンセット。
半チャーハン、半ラーメンではない、まるッとチャーハン、まるまるラーメンなんです、ココのは。
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手打ち麺なのかな、ダシとよく絡んで食感もグッドです。
餃子もちゃんと手作り、巨大唐揚げの味付けも素晴らしい。
唐揚げを味見したサカグチは、
「次は唐揚げ定食にします」
と断言してました。
ランチなら880円の定食がある。
ワタシとしては、現金しか使えないのがちょっとだけ惜しいのですが、味、ボリューム、店内の清潔感、フレンドリーなスタッフさん、お手頃値段等、ホントに糸島に進出していただきたい本格中華店であります。
となりで無言でスプーンを動かしていたサカグチ。
「おなかがはちきれそう。唇がヒリヒリするほど辛くてむっちゃおいしかった~」
辛いもん大好きの会長も大満足でよかった、よかった。
「なんりさん、1日に天丼と餃子定食食べるなんて胃袋むっちゃ元氣ですよね」
「そうかな、若いころはこんな食べ方出来なかったけど、今なら何でもいける氣がするわ、うひゃひゃ」
まぁね、娘くらいの年齢のサカグチといっしょに食べ歩きできる今のからだに感謝です。
いつもの食材交換会をして「来年またね」と右と左に別れました。
サカグチからはいつも思いがけない食材をもらいます。
新しい提案をされるようで刺激になる。
それに、相手を思って何がいいかなと考えるのはとても楽しい。
贈り物は自分の枠を広げられるし、アンテナの感度も上がるように思います。
思えば贈り物の習慣はミョウコウさんから受け継ぎました。
年がら年中ヒトを喜ばすことを考えていた母、娘も自然体で贈り物ができるようになっていればいいんですが……まだまだ発展途上ですね、はい。
ではでは、今日もご機嫌元氣な1日にしましょう。