ショローと猫暮らし 2023.8.22「夏子の排便困難」
排便困難で通院する
8月初旬のある晩、19歳の夏子が排便困難となった。
排便の姿勢で力むが、便は出ずに吐く。
吐くものがなくなるまで、何度も吐いた。
顔面蒼白といったふうで、見ている方も辛い。
一睡もできないまま、朝を迎えた。
「なっちゃん、病院に行って、ラクになるよう診てもらおうね」
ぐったりとしたままの夏子をキャリーケースに入れて、開院時間ちょうどにF動物病院に入る。
先生が夏子のおなかを揉むと、小さなウンチがポロリ。
見ていて、ワタシがやる場合は、手を当てるくらいがちょうどいい、と思った。
消炎剤、吐き氣止めを入れた輸液を施され、1週間分のお薬をもらう。
夏子は猫嫌いのプライベートキャットだが、対人は問題ない。
診療もスムーズに済み、キャリーケースや車での移動もへっちゃらである。
F動物病院では不必要な検査などを勧められることがないのが助かる。
獣医さんは丁寧に説明・指導してくれるし、いつ行っても待たずに診てもらえるのがなにより。
ドライフード変更
緊急対処が無事に終わったので、フードの見直しにかかる。
通常ドライとウエットの合い盛りで、ウエットは国産、ドライフードはここ数年ナチュラルバランスのホールボディヘルスである。1歳から19歳まで同じ食事内容。ただし、腎臓機能低下予防策として、12歳以上はサプリメントのコバルジンを振りかける。
緊急で、便秘の猫用ドライフードを取り寄せる。
新しいドライフードを夏子はもりもり食べた。
食欲が出たのも嬉しいが、嫌がらずに食べてくれてよかった~。
ちなみに他の猫も大喜びで食べ、さっそく巨大ウンチをしていた。
サポート
1.お手当・コーミング……おなかに手を当てる「お手当て」は氣がついたときにやる。コームを使ったコーミングは抜け毛をとるだけでなく、マッサージ効果もあるので、嫌がらない程度にやる。
耳のTタッチも復活。やり方は親指と人差し指で耳をそっと挟んで、耳の根元から先端に向けてそっと指をすべらすだけである。
2.波動ペンダントの装着
トーマに付けていたアディオ・イフペンダントを夏子の首に付ける。
使えるものはなんでも使う。
3.ペットシーツ炭入り
トイレを増設し、薄型ペットシーツを炭入りの厚型に変えた。
消臭・吸収力がアップさせ、トイレ環境をより快適にするためである。
便の変化
さて、思いつくことをやった結果、以前はヤギのウンチ状だったのが、フードを変えた効果か、今はスルリ1本バナナ状のウンチにになった。
時にトイレ以外の床に転がっていることがあっても、出てくれれば万事オッケーである。
食べたら出す、猫も人も、コレが生きていく基本である。
とはいえ、
「毎日出なくても、苦しむことなく、ご機嫌元氣であればよし」というくらいの氣持ちで付き合う。
「毎日出ないとダメ」ではなく、出したいときに頑張らずに排泄できることが大事。
そうなるようサポートする。
そして健やかに眠れること、食欲があること、ご機嫌元氣であること。
いのちは有限である。
だから死ぬ瞬間まで、そのいのちをまっとうできるよう、たましいが喜びに満ちているようにと祈る。
この夏の夏子の話は、秋発売の「猫びより」の連載「まぁるい虹」に「夏子とシンクロする」というタイトルで書いたので、さらにご興味ある方はこちらもお読みくださいませ。
続く