糸島ショローのお出かけ日記・三瀬編
やさい直売所マッチャン
ジュンさんと三瀬にちょっとお出かけ。
食いしん坊度合いが似ている我々。
車中でも食べ物のことばかり話している。
さて三瀬に来たなら、ここに寄らずに帰れない「やさい直売所マッチャン」。日曜日は周辺からの買い物客で駐車場はいっぱいになる、そのちょっと前をねらった時間帯。
サクッと季節の野菜と果物、名物ざる豆腐などを買い込む。
そして、産直に来たらお決まりの軽食だ、今回はいも天。
この後、蕎麦が待ってるから、軽めにしとこ。
とはいえ、ひとり1.5個のどっしり揚げ物系である。
ミツセファーム、りんご園、雑貨屋などをチラ見。
なぜか興味がわかない分野も似ている二人である。
北山の森のベーカリー ベルボアーズ
こちら、大人氣ベーカリーのベルボアーズさん。
焼きたてがどんどん出てくるので、やや脳内パニック。
なんとか3種類購入。
帰宅後食べてみたら、美味しいがフワフワ系。ワタシはハード系が断然好み。買うとき、氣づけよ、と己につっこむ。
精進料理 むくの木
今回の大きな目的は、有名な「三瀬そば」を食べることだった。
ところが、日曜日ということもあってか、広大な駐車場が満車。
さらには道路に何台もの車が行列を作って空き待ち状態であった。
「そこまでして入るのもなぁ」
と即座に諦めた。こういっちゃなんだが、店構えからは並ぶほどの魅力が感じられなかったんである。
だが、口と腹は「蕎麦」を受け入れる状態になっている。
ここに蕎麦以外のものはちょっと入れられねぇな。
「そば街道だから蕎麦屋は他にもあります、とにかく蕎麦屋を探しましょう」
と車を走らせた直後、右手に「精進料理 むくの木」という看板。
その下にさりげなく「そば」の文字が見えた。
その瞬間、反射的にハンドルを切り、するりと閑静な杜の駐車場に車を滑り込ませるワタシ。
車を降りて、古風な日本庭園の道を進む。
おおー、おおー、ここはひょっとして超穴場では?と思った瞬間、隣のジュンさんが興奮氣味にこう言った。
「ナンリさん、ここ、当たりじゃないですか!」
古民家の入り口、「飛び込みですが2名、お食事させていただけますか?
?」「はい、ではこちらにどうぞ」
通された部屋には、囲炉裏があり、いかにも高級そうな調度品がセンス良く飾られている。
「なにもかも素敵ですねぇ」
「お庭もきれい~」
「ここ、絶対当たりですよ」
「そんな感じですよねぇ」
後で氣づいたのだが、この部屋は「待合室」であった。
やがて奥に通されると、そこは格段に庭の景色が美しい広々した畳の部屋である。季節の掛け軸、生花、調度品、なんとも贅沢。
1800円の蕎麦懐石、週末はこのコースのみらしい。
この天ぷら、素材も揚げ方もこだわりの逸品である。
いやぁ、さっきのヒトがいっぱいの蕎麦屋に入らんでよかった~。
もうね、こうゆう空間で、ゆーっくり蕎麦を食べってのが、大人の蕎麦よ。
ワタシとジュンさんは顔を見合わせては、Vサインを出し合うのを飽きずに繰り返した。
待ってましたの蕎麦、これがまぁ、なぜこんなに甘味がある?と目をむくほどにうまかった。
出汁も、蕎麦湯で飲み干した。
あぁ、そして器もことごとく素晴らしかったのよ~。
眼福、眼福。
おまけに「創業50周年の記念品でございます」と特製ティッシュペーパーまで頂戴した。
さらに「ご自由にお持ちください」のツルムラサキまでゲット。
さらに、さらに自家製の麦みそ1kg1000円を購入、ぐふふ。
ここの味噌ならうまくないわけがない。
「秋は庭の紅葉がキレイです。栗のお料理もご用意しますので、またどうぞ」
はい、間違いなくまた来ます!
下合瀬の大カツラ
以前見て、ひとり感動した大カツラをジュンさんにも見せたかった。
こんなところに、こんな巨木が!と驚くこと請け合いである。
この巨木は三瀬でぜひとも見るべきである。
ちなみに駐車場はない。
「いあや、短時間でも満足度高かったですねぇ」
「むくの木は最高、大正解でしたねぇ」
我々はホクホク顔で帰路についたのだった。
ちなみにお約束の三瀬のハロー狛犬は後日アップ予定。
続く