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12/7 ショローの外食日記・うきは市「たねの隣り」

おはようございます。
昨日はうきは市に遠征して、極上ランチをいただいてきました。
うきは市の「ぶどうのたね」村(勝手に名付けている)に伺うのは2度目。

食いしん坊俱楽部会長サカグチと、ライターで近々壱岐で喫茶店をオープンするコサカさんとの三人でキャワキャワドライブです。
いろんな場所いろんな人にお会いになっているコサカさん、ちょっと前にお会いしたのですが、すぐに意気投合して遊びに行くのは今回で2回目。
「前世は双子だったかも」
「アハハ~、そうですねぇ」
美味いもんアンテナビンビンのサカグチと、九州中を取材して「氣持ちがよくなる文章」を書かれているコサカさん、こんな頼もしいナビゲーターはいません。ぜいたく、ぜいたく、うふふ。

駐車場についた途端、「うわぁ~、キレイ」と歓声が上がる。
真っ赤に色づくもみじ、苔の上にハラハラを黄色い葉が舞って、まさに紅葉の見ごろなのでした。

着物の模様のよう
今年の紅葉、大分遅れたおかげで、ワタシたちにはベストタイミングでした。

「たねの隣り」のランチ目当ての人は、10時に店頭予約リストに名前を書き込み、11時の開店まで周辺を散策しながら、「そのとき」を待ちます。
われわれは車で5分のJA「にじの耳納の里」へ。
ここ、今のところ、九州の産直市の中でワタシが1番好きな市です。

いよいよ11時。
続々と店内に人びとが吸い込まれていく、ワクワク。
古民家を改造した店内は、日本家屋の懐かしさと、洗練されたインテリアによって、ゆったり居心地のよい空間に整えられています。
和歌山での経験で、この空間を保つための労力を、ワタシは知っている。
日々の掃除のみならず、季節ごとのメンテナンスにどれほどの手間暇がかかることか……。多くの人たちの想いと手によって支えられている「ぶどうのたね」村、ある意味ここは奇跡の場です。

そしてスタッフひとりひとり、目の使い方が細やかで、押しつけではない思いやりにあふれている。コレ、トップの方の想いがみんなに浸透している証ですね。ですからみなさん、遠くからでも定期的に訪れたくなるんでしょうね、うん。

温かい店内も素敵ですが、紅葉を見近に感じたいワタシたちは、デッキのこたつ席を選びました。

窓からの景色がまるで絵のようです。

積んである丸い石は川から拾い集めたそう。

「今日が紅葉の見ごろですね」
「ホント、ホントにキレイ」
しばし、庭と遠景の紅葉に見とれつつ、片やパシャパシャと撮影も忙しい。
この忙しない習慣、なんとかならんでしょうか、ホンマに……。

着席、注文しても、お食事の提供は11:30からです。
「めっちゃお腹空いたわ~」
「あと8分ですよ、なんりさん」
なんとか紅葉で氣を紛らわせるショロー。

我々が空腹と期待感ににゃかにゃかしていると、となりの席にいらした紳士がニッカリ話しかけてきました。
おまけに、にこやかなこのお方、ワタシたちにお茶まで注いでくれるサービスっぷり。
女性グループの中で唯一の男性、たったひとりでわざわざここにランチを食べに来るとはただものではないな。
密かに3人は推測を巡らせます。

それはともかく、11:30ピッタリに数量限定の「隣のごはん」が運ばれてきました。
おお~、うつくしか~。
お膳に並んだ宝石箱のような9品と雑穀ご飯、お味噌汁。

いやん、どれから食べたらいいん?

久しぶりのおこたごはん、目の前には美しい紅葉、木々の合間から野鳥の鳴き声が響き、風で奏でられる竹林の葉音、そしてニコニコ笑いが絶えない食いしん坊な同行者たち。
もうね、コレ以上のなにを望みましょうか。

「うちでは、こんなに何品も作れるもんじゃないから、このランチはホンマお値打ちよね」
「全部が美味しい、美しい、しゃあわせ~」
各人のお膳、器が微妙に違っているのも遊びごころを刺激してくれます。

しばし食べることに全身全霊で取り組みます。
お、どうやら隣りの紳士もお食事を終えられた様子。
「じゃ、これで。これから○○で羊羹買いに行きますけん」
ワタシたちに手を振り立ち去ろうする紳士に、スタッフが、
「お客様、まだ食後のコーヒーとデザートが」。
あちゃちゃ~。
みんなで大笑いして、食後の甘味とコーヒーをいただきました。

「和菓子 葡萄屋」の人氣菓子「豆たん」(左)がついてきて大喜びのワタシ。

オーソドックスな形のコーヒーカップに「永遠」を感じてしまう。
おなかもこころも満ち足り、枯葉が舞い散るテーブル、これこそ至極。

このランチ、2585円は安すぎでしょう。
こりゃ、絶対また来たくなるわな。
コサカさん、サカグチは口をそろえて「前は千円台だったんですよ~」。
いや、諸物価高騰の折値上げは当然。
それでもこの値段で提供していることに頭が下がるわ。だって、建物の維持管理だけでもホント大変やのに、ねぇ。

どーんと大ぶりな壺のウエルカムフラワーも素敵。

またも「最高の金曜日」を更新してしまった昨日の続きは明日のNOTEで。
今日もご機嫌元氣でありますよう。


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