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8/24 デンマークドラマ「コペンハーゲン」

おはようございます。
8月前半は再度の無料視聴期間U-NEXTで『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『ゲーム・オブ・スローンズ』(挫折)を観ていました。このシリーズはなんでも製作費数百億円とかいうスケール、さすが重厚、かつ絢爛豪華なセットや衣装にクラクラします。殺傷シーンや傷の治療シーンはあまりにリアル過ぎて思わず目をつぶってしまうほど。夏休みにはピッタリな大作ドラマ、
素晴らしい、文句なくスゴイ。でも正直疲れました~。

そこで、古巣のネットフリックスに舞い戻り(おまえはドラゴンのつもりか?)、あっちこっちつまみ食いをしているなかで、「コペンハーゲン」シリーズに出会いました。
デンマーク発、初の女性首相を描いたドラマです。
「ハウス・オブ・カード」「ザ・ディプロマット」「ボディ・ガード」など、わりと政治ジャンルはけっこう好きなんです。

これまでに3シーズン全30話を視聴し、4シーズンに入ったところ。おそらく期待を裏切らないと確信しています。日本の政治家とはだいぶ印象が違います。
首相の家がごく普通の一般家庭なことに驚いて、ちょっと調べてみたら、政治家の年収日本は約3,000万円(世界3位)、かたやデンマークは約1,000万円(15位)なのでした。なんかなぁ~。
総選挙や首相選び政党内の派閥争いなんかも丁寧に描かれているので、政治の仕組みがよく分かります。首相を支える
マスコミとの攻防もあり、見ごたえたっぷり。
このドラマにおいて「スピンドクター」という職業を初めて知った。

スピンドクター(spin doctor)とは、特定の人物や組織に有利になるよう、情報操作に長けた専門家です。政治の世界、特に選挙でよく使われる言葉で、論点のすり替えや恣意的な引用、上辺だけの謝罪、詭弁(きべん)などを使って人々の心理を操ります。政治家や政党の依頼を受けた選挙コンサルタントや広報担当などがスピンドクターとして活動することが多く、クライアントである政治家の世論対策や支持率に責任を持ちます。

グーグルAI
福岡三越のDaisoから連れ帰った3鉢

首相とその家族、彼女を取り巻く人々すべてがなにかしら苦悩を抱えながら生きている姿を描く。
妻が首相になったことで夫は家を出てしまうし、長女は入院するほど精神的なダメージを受け、長男は家でも学校でもおもらしをするようになる。それでも彼女は強い信念のもと職務に邁進する。
不倫やその場限りの危うい関係を続けるニュースキャスター、アルコール依存症の記者、過去に実父に性的虐待を受けていたスピンドクター等々、まぁ、なんにもないヒトはいないけど、これでもかと表の顔とは真逆な裏のすがたを描きながらも、ギリギリの良心はちゃんと残しているので、見ていて絶望感はそんなにない。やっぱり最終的にヒトらしさや良心って大事だと思う。

シセ・バベット・クヌッセン演じるビアギッテ・ニュボー・クリステンセンは、デンマーク初の女性首相という設定。しかしこのドラマの撮影期間中に、現実の世界でもヘレ・トーニング・シュミットが女性として初めてデンマーク首相に選ばれたのは偶然だろうか。凝ったストーリーと出演者の演技力が光るドラマだが、今の状況で見るとより意義深く感じられるはず。新型コロナウイルスのパンデミックへの対処で、フィンランドのサンナ・マリン首相やデンマークのメッテ・フレデリクセン首相など、北欧の女性リーダーが高い評価を受けているからだ。さらに最近になって、Netflixがこのドラマの権利を取得。2022年に第4シーズンを配信する意向を明らかにしている。

VOGUE JAPAN

世界のドラマを見ていると、その国のお国柄があって興味深いです。
日本の当たり前は日本でしか通用しない。
過激な性描写や暴力シーンは見たくないショロー、北欧のある程度抑制の効いたドラマなら安心して見ていられるように思う。
ともかく、よその国の暮らしを垣間見ることで多少なりとも許容範囲が広がればよかでしょう。

朝焼け

ではでは、今日もご機嫌元氣に参りましょう。


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