12/6 ダークヒーローものに目がないショロー
おはようございます。
韓国ドラマ、完走できるドラマがますます減ってきているが、久々に全話見たのが『弱いヒーロー』。
告白すると、主人公シウンのパク・ジウンの顔を、どうしてもワタシは覚えられない。
この手の、今はやり顔はみんな同じに見えてしまうのだ。
猫の顔は忘れないのに、ヒトはどうしてもダメな顔というのがあって、ひょっとすると「相貌失認」の氣があるかもしれない。
それはともあれ、ドラマに戻ると、運動神経抜群のアン・スホを演じるチェ・ヒョンヌク君。彼は『二十五、二十一』にも出ていて、いい存在感を出してた若手で、顔もちゃんと覚えていたし、今回もかなり得な役回りだった。
そして、『環魂』と『D.P.』のシン・スンホも出ていた。こういうハッキリと独特の顔つきなら覚えられるんだがなぁ。っていうか、正統派のイケメンだけが覚えられないのか、ワタシ?
このドラマ、韓国ドラマの規格外展開だなぁと思って見ていたら、『D.P.』の監督さんが演出に加わっていたそう。
なるほど、どおりで新鮮なわけね。
それにしても、よくとり上げられる韓国の受験戦争のすさまじさ……です。
子どもがいないので、こういう苦労をせずに来てしまったけれど、お子さんにはまっこと同情するが、受験生の両親だってさぞや大変なことだろうと思う。
現代の資本主義世界では、「我が子にはお金を稼げるようになってもらいたい」と願う負のスパイラルに入ってしまうのだろうな、ホンマえらいこっちゃ、です。
さ、氣分を変えて。
前回完全脱帽だった『ザ・ペンギン』に続き、バットマンのスピンオフシリーズで、若き日の執事ペニーワースを描いた『ペニーワース』3シーズンを観た。予想を裏切って、おもしろかった~。これ、なぜ話題にならんのだろう? ワタシの趣味がマイナー過ぎるのかしらん。
この作品、ゴッサム(ニューヨークに似た仮想都市)ではなく、ロンドンが舞台。
イギリスの香りプンプン、出てくるのは紅茶とウィスキー。
それにしても年がら年中、昼夜を問わず、仕事中でもみんな酒ばっか飲んでるなぁ。
主人公のアルフィー(若き日のペニーワース)はまるでジェームス・ボンドのよう。派手でやんちゃで、やたら美女にモテて、あまりのモテ振りに「こんなヤツ、おるんかい?」と突っ込み入れたくなるほどに笑えます。なんと女王ともベッドをともにしちゃう。そのうえ女王からの電話に居留守を使う、なんともはや……。
とにかく、このドラマはちゃめちゃ痛快愉快。かといって、決しておふざけではなく、軽々しくはない。
ワタシにとってのアルフィーは、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』で、マイケル・ケインが演じた執事アルフレッドの印象が強い。嬉しいことに、この作品はそのイメージを保ちながら、若き日のアルフィーがウエイン一家とどのようにつながっていったかが描かれている。ダークナイトファンにとっては、「はぁ~、そういう経過だったのか~」という場面が満載である。
さらに、このドラマに(悪の)華を添えているのがサイクス姉妹。
特に妹のサイコパスなベット・サイクスはもうひとりの主人公ともいえる。物語をどんどん引っ張るトリックスターでもある。
だから、絶対に死なない。
躊躇せずピストルをぶっ放す。どこか頭のネジが緩んでいる。なのに憎めないという強烈なキャラ。復讐の鬼なのに、女の子と赤ちゃんに優しく、なんたっておしゃれだしなんですわ、彼女。
こういう贅沢なキャラがいると、ドラマが膨らむのよねぇ。
いやぁ、たまにこういう奇想天外な痛快ものを見るとスッキリします。
U-NEXTさん、3回目の無料視聴をありがとう。
では、今日もご機嫌元氣に参りましょう。
TOP写真、1粒だけ採れたイチゴ、美味しかったっす。