流れているモノの正体

新幹線の窓から流れる景色を眺める。

正確には、流れているあたしが
静止した景色を眺めているわけだけど。

金沢日帰りの旅。
「かがやき」に乗るのも随分と慣れた。
機材車に比べたらずっとずっと短い移動時間。
だけど、日帰りとなると移動が占める割合は結構多くて
ギュッと組んでいるスケジュールのはずなのに
東京に戻る頃にはすっかり日が暮れている。

いつもはPCを持って来て、
移動中は大体画面を見てカタカタしているんだけど、
今日はなんとなく置いてきてみた。

当たり前に仕事は進まないけど
代わりに出来ることが結構あるもので、
「何もしない」という時間も久し振りに作れた気がする。

セカンドシングル
「フラッシュキーパー」のキャッチコピー

流れているのは景色か、ぼくらか。

その答えは当時から知ってる。
だからこそ、終わりを見据えて生きるしかない。

ないよね。