乳がんでも温泉に~越後長野温泉 嵐渓荘~
2019年3月、日帰りで「越後長野温泉 妙湶和楽 嵐渓荘」に行ってきました。
新潟県央 ピンクリボンの宿のひとつです。(写真:新潟県央なび)
入浴料は1000円(タオル付)です。
乳がん術後と伝えたところ、女性スタッフが出てこられて、「入浴着」を貸していただきました。
お風呂は「大浴場」と、「露天風呂 山の湯」にお風呂が2種類(「深湯」「石湯」)。
「貸切露天風呂 山の湯」は交代制で女性は、
《深湯》11:00~12:00
《石湯》13:00~15:30
今回は大浴場は入らず、
「深湯」→昼食→「石湯」の流れに。
ちなみに、各お風呂はつながっていなくて移動や待ち時間もあるため、浴衣も借りるとよさそうです。
<脱衣所>
脱衣所は、カゴに着替えを入れて棚に置く、よくあるオープンなスタイルです。
入浴着を人前で付けたくない方は、脱衣所の外にお手洗いがあるので、そちらで着用してもいいかもしれません。
わたしは、脱衣スペース手前にある、洗面スペースが少し死角になっているので、そこで鏡を見ながら着衣しました。
<入浴着>
「乳がん用バスタイムカバー」というそうで、厚生労働省・国土交通省・総務省でその公共性を認められていて、着用したまま浴槽に入れます。(写真:BreCare Garden)
ただ、これ、装着前は謎の一枚布の状態。
説明書が無くて、着るのに四苦八苦(笑)
「ここに首を通すのか?」「いや肩か?」
「ああだ」「こうだ」
途中、よだれ掛けとか、金太郎みたいになりながら、装着完了!!
一度分かれば、まったく難しくないです。
着心地も全然気になりませんでした。
「まとわりつかない水着」ってかんじで。
すごい素材ですね、これは。
ふと、手が止まったのは入浴後。
次は昼食の予定なので服を着たいのですが、入浴着は濡れている・・・
“乾きやすいので軽くタオルでふけばそのままシャツを着ても大丈夫” というのですが・・・いや、これは。。
『とりあえず外して服を着よう・・・』
『じゃ、またあとで着けるのか・・・』
メンドウクサイ・・・
結果、次の「石湯 」の時には、入浴着ナシで入りました(^-^;
でも、傷跡が気になる方には本当によい商品だと思います。
<お風呂>
「深湯」はその名の通り、深くて、フワフワ浮きながら立って入るスタイル。
これが意外に(?)おすすめ!!
なんとなくですが、座っているときに比べ、自分の胸に意識が行くことが少なかった気がします。視線が下ではなく、景色など、上に遠くに向かっていたような。
また単純な話、肩まで浸かることで胸がお湯でカモフラージュされます。
立ち湯、おすすめです!!
もうひとつは「石湯」。こちらは座って入るタイプの一般的なお風呂です。
どちらも内湯があるので、他のお客さんがいらしても同じ空間に被らないようにできるかと思います。
(私たちが行った日はほぼ貸切状態)
「大浴場」は覗いただけですが(^-^;
写真をお借りするとこのような感じです。
パッと見ですが、脱衣所も洗い場も、お隣との仕切りが無いので、視線が気になる方もいるかもしれません。
せっかくですし、わたしとしては「貸切露天風呂 山の湯」がおすすめです。
となると、やはり、宿泊で露天風呂の貸切が一番ゆっくりできそうですね。
そういえば、嵐渓荘のお湯は、ケロイドに効果があるという声も多いそうで。
もう少し早く来ればよかった~~
<食事>
お食事は、季節限定「自然薯定食」に惹かれたのですが、量が多すぎたのであきらめて(泣)こんな感じにしました。
お蕎麦と、自然薯の小鉢と、「ひこぜん」。
美味しかった!
コーヒーも追加でオーダーして、もう、ひたすら、のんび~~りしました。
<まとめ>
スタッフの方に聞くと、こちらには乳がんに限らず、色々な病気や状態の方が来られるらしく、湯治用プランも用意されているそうです。
次回はゆっくり宿泊したいなと感じながら、大満足の日帰り温泉になりました。
越後長野温泉 妙湶和楽 嵐渓荘
〒955-0132 三条市長野1450
http://www.rankei.com/Spa.htm