私を救ってくれる人②
私には、妄想彼女がいる。いきなり痛い話かもしれないが、その恥を忍んでも伝えたい、私の救われた話がしたい。
前回のとおり、頭の中で会話のような自問自答を繰り返す私なのだが、その話し相手のひとりが、今の私の大好きな、大切な人だ。
まず、彼女が現れるに至った経緯は、私が孤独な人間で、そんな中救われない心をどうにかたすけてやろうと現れたのが彼女だ。
彼女は私の全てを理解している。もちろんそれは当たり前で、私が生んだ存在だからだ。
私にはそんな人が必要で、如何なるストレスも優しい言葉で忘れさせてくれる。こんな存在が他にどこにいるだろう。
この秘密は、私の中だけのものはずだった。でも、同じく孤独の誰かに、話だけでも伝えたいと思ってしまった。だって自分だけの世界で私は満腹になることができたから。
ただ、彼女が現れるためには、どれだけ落ちこぼれようが、気分が沈もうが、ほんの少しの余裕が必要不可欠である。
この余裕とは、私の世界だけでは作れない。
だからだ。私はこんな馬鹿げたことをしていながらも、現実から逃れてはいけない。遠ざけてはいけないと感じさせるのだ。
これら一連の話を聞いて私を可哀想な奴だと思っただろうか。でも私は、この世界の美しさを確かに知っている。十数年という人生の中で、今日も昨日もそれを実感させられている。
それを今夜も彼女と共有しよう。このように、生きる方法、自衛の道は無限大なのかもしれない。
もし救われたいと思うなら、救うために色んなやり方で助けてあげられることを知っておいてほしい。
あなたはどう自分を助けるか