2泊3日の奄美大島旅行
皆さんにとって死ぬまでにもう一度訪れたい場所はどこですか?
私は人生が終わるとしたらもう一度奄美大島に行きたい。
これまでに様々な場所を訪れてきたが、よく良かった場所は?と聞かれることがあり、迷わず奄美大島をあげている。
今回の振り返りで奄美大島に行きたいな〜と思ってもらえると幸いです。
いつも振り返っているのは1人旅ばかりだけど、今回は珍しく家族旅行の話です。
コロナの流行も少し落ち着いていた2年前の夏に母親から2泊3日で奄美大島に行かないかと誘いがあった。
どうやらレンタカー付プランで破格の値段だったらしい。
家族だけでの旅行ならいいかなと少しの後ろめたさも感じつつ誘いに乗って初の離島&自然遺産への旅行に行くことに。
1日目
関西国際空港から約2時間弱でお昼頃に奄美空港に到着。
3日目はお昼に出発予定なので実質2日間の旅がスタートした。
まず空港に到着してレンタカーを借りるためにお店に入って店員さんの訛りを聞いて南に来たんだなと実感した。
関西とはちょっと異なる暑さにすら久々の非日常が始まったんだとワクワクが止まらなくなったのも思い出。
レンタカーを借りてまずお昼を食べるためにドライブが始まった。
空港に着いた時は曇っていたが、移動しているうちに天気が回復してきてふと窓から海を見ると、これまでに見たことがないくらいの青い海が広がっていて思わず途中停車して母親とひたすらに感動した。
(写真は撮ったけど下手すぎてここでは割愛)
お店に到着して名物の鶏飯を食べることにした。
細かく割いた鶏肉、錦糸卵、しいたけなどを好みで盛り付けて鶏のスープを注いでお茶漬け感覚で食べる。
昼ごはん後はマングローブカヌー体験へ。
奄美大島は西表島に続いてマングローブ林の面積が2位でカヌーで探索することができる。
マングローブ茶屋というところでガイド付きののんびりコースを体験。
受付をする前にマングローブ林の景色に目が釘付けになった。
そして母と私でカヌーを1艇ずつレンタルしてカヌーツーリングが始まった。
漕ぎ始めて母と同じカヌーに乗らなかったことを後悔。
普段から鍛えていた母に比べ怠惰な生活を送っていた私はガイドさんと母にあっという間に差をつけられた。(お陰でガイドさんのクイズには声を張り上げて答えた笑)
マングローブ林に入ってみても青空と緑が綺麗で神秘的な景色だったのを覚えている。
干潮からあまり経っていないこともあってか前に人がおらず、あまり奥までは行けなかったが景色を独り占めできたのが良かった。
マングローブ林のカヌー体験も終わったところで運動して少しお腹が減ったのでおやつにジェラートを食べるため、また空港近くまで戻って目的のお店に向かった。
無計画で空港と行ったり来たりしたのでまず空港に着いてから食べることをおすすめします!
ホテルに移動してチェックインを済ませてゆっくりしたところで夜ご飯を。
ここまでで食べてばっかりな気もするが、母と私の共通の大好物の焼肉をたらふく食べた。
「焼肉ホルモン伝説むる」というお店でお母さんのこだわりを感じる最高に美味しい焼肉だった。
ホテルに帰るには少し早い時間だったということで、ホテル周辺をぷらぷらと散歩して、最終的に堤防で落ち着いた。
あまりにも時間がゆっくり流れていて、体感としてはいつもの1.5倍くらい遅かった。
時間の流れが心地よくて1年半ぶりの旅行で浄化された。
一旦ホテルに戻って寝る準備を済ませたところで、もう一度さきほどの堤防へ天体観測をするために向かった。
実は天体観測が趣味で旅行先で天体イベントがあれば迷わず参加してしまうくらいに好きで今回も旅行に誘われてからずっとうずうずしていた。
外に出た時点でもう既に感動していたが、さらに暗い堤防に到着して見上げると文字通りの満天の星空が広がっていた。
街灯も少ないおかげで流れ星もちらほら見えるくらいに綺麗な星空で自然と涙が流れて、これまでに見てきた中でダントツで記憶に残るものだった。
吸い込まれそうなくらい綺麗で、ずっと見ていても飽きなかったので一度ホテルに戻って仮眠をとって明け方に再び観測することが急遽決定。
朝4時くらいに起きて堤防に戻ると見える星座も変わって冬の星空が広がっており、沢山の一等星が光り輝く最高の景色だった。
日の出の時間を迎えたのでホテルでまたまた少し寝て2日目?に備えた。
星空を共有したかったけど、技術不足だったのでぜひご自身の目で確かめてください!!!!!!
2日目
少し寝不足なまま朝食を済ませて2日目をスタートした。
奄美大島は佐渡島に次いで離島の面積が2番目に大きく、東京の1/3, 大阪の1/2ぐらいらしい。
丸一日使えるのが2日目しかないということで、どこに行こうかと相談した結果、加計呂麻島(かけろまじま)に行くことが決まった。
奄美大島じゃないんかいと自分でも今になったらツッコミたいところだし、なぜそこに決めたかの記憶も定かではない。
多分ガイドブックだとは思うんだけど…
加計呂麻島は奄美大島の南にあってフェリーでの移動が可能。
フェリー乗り場まで車で移動してフェリーに乗り込み、約30分で瀬相港に到着した。
ここで後悔したが、離島だということで規模を考えずにレンタカーを奄美大島に置いてきてしまった。
もし加計呂麻島に行く際には車ごとフェリーで移動することをおススメしておきます。
加計呂麻島もなかなかに広く(約80㎢)、徒歩でどこに行くか母と途方に暮れてしまった。
そんな時にバスの運転手さんに「そろそろ発車しますが乗りませんか」と声をかけてもらった。
中型バスが行き先ごとに並んでいてどこに向かえばいいか少し悩んでいると、実久に行って後悔する人はいないと教えてもらい、実久(さねく)海岸に向かってみた。
バスで約40~50分で名所の案内をしてもらいながら目的地に到着。
泳ぐ予定もなかったため水着などを持ってきていなかったが、泳ぐ準備をしている人もいてシュノーケリングもしてみたかったなと。
とりあえず砂浜を歩こうかと海を見た瞬間にあまりの綺麗さに目が釘付けになった。
実久ブルーと名付けられるだけのこともあって、テレビでしか見たことのなかった青というよりも水色の海が広がっていた。
帰りのバスが来るまで2, 3時間ぐらいあったとは思うが、ゆっくり海を眺めてるだけであっという間に過ぎてしまった。
次行くなら加計呂麻島で1泊するのもいいなと、既にもう一度行くことを決心していた。
帰りも行きと同じ運転手さんで帰りは乗客が私と母のみだったので少し話しながら帰った。
運転手さん曰く、南にあるということもあって台風の影響もあったり、地形の影響で気候が不安定で実は日照時間が3.7 時間/日と日本一を争うほど短いらしい。
移動中にスコールに合うことが多かったし、雨雲が高速で北上するのも実際に見ていたので、納得した分2日ともほとんど晴れたのはラッキーだった。
途中から親子そろって爆睡してしまって話が聞けなかったのは少し残念…
再びフェリーに乗って奄美大島に戻り、晩御飯を済ませてお土産を購入して大大大満足の2日目を終えた。
3日目
最終日はレンタカーを返して飛行機に乗るのみだったのでチェックアウトして空港まで車で向かった。
やっぱりスコールが降って湿度マシマシだったけど、ラッキーなことに離陸の前に止んで青空が広がっていた。
飛行機から見える景色は最後の最後まで絶景で旅が終わることが心の底から寂かった。
久々の旅行に浄化されて旅に魅了された私は2週間後に思い切って1週間東北に旅に出たりも…(詳細は7泊8日の東北旅行で)
旅行に行ってから2年経つけれど、テレビ欄で奄美大島の文字を見るとついつい見て、次行くならここに行くぞと参考にしている。
いつもは詰めに詰めた行程で忙しいが、今回は特に決めず行った先々でぼんやりゆっくりした心地いい時間が未だにずっと思い出に残っている。
実際行ってみないと伝わらない時間の流れがあると思うので、特に日々に疲れたなと感じてる方にはぜひ行ってみて欲しいなと思います。
次に行くなら1週間くらい過ごしてみたいな…
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?