UNISON SQUARE GARDEN田淵さん作詞曲に出てくる数学関連歌詞をまとめてみた
どーもたまちゃんです
皆さんUNISON SQUARE GARDENというバンドをご存じでしょうか?一番有名な曲といえばアニメ血界戦線EDの「シュガーソングとビターステップ」
最近ではアニメブルーロックOPの「カオス極まる」が有名なのではないでしょうか。
ポップを交えた3ピースロックバンドとして絶賛バリバリ大人気活躍中な彼ら3人ですが、UNISON SQUARE GARDENの歌詞はほとんど当バンド変態ベーシストである田淵智也さんによるものであるのであります。そんな田淵さんの曲を聴いていると時たま数学の教科書に出てくるような単語が出てきてることに気づいたのでそれらをまとめてみました。早速見ていこう。
シュガーソングとビターステップ
登場単語:QED
論証の証明が終わった際にそれを示す単語であるQ.E.D。ラテン語で Quod Erat Demonstrandum(かく示された/これが示されるべき事であった)が略された単語のようです。
ネットではネタ的に適当な主張の後につけて遊ばれている気がするので有名ではないでしょうか。きっと学術的にこの単語を使って事がある人はいないんじゃないんでしょうか。理系大学生の俺も無い。
Micro Paradiso!
登場単語:公約数
二つ以上の整数に共通する約数であるこの単語。約数というのは、ある整数を割り切ることのできる整数です。
例えば18の約数は1,2,3,6,9,18、9の約数は1,3,9であるため、この二つの公約数は1,3,9ということになりますね。
単語自体は小学生の時にも出てきた気がしますが、数学Aの整数問題でよく出てきた気がします。俺は整数問題嫌いすぎて二次試験で数学Aが大問として出ない大学を選びました。あの単元マジで面白くない…
Catch up, latency
登場単語:幾何学
数学にはいくつもの分野があるのですが、その一つである幾何学。図形や空間の性質を扱う分野のようです。図形問題とかベクトルとかがこれに分類されるのかな。他には代数学、確率論、統計学、解析学、集合論とかあるっぽい。
そういや、数学科の人たちは学士の間は卒論を書かないって話を聞いたことがあるんですがどうなんでしょうか。どうやら4年学んだだけでは新たな数学的発見なんてなかなかできないかららしい。確かに数学の歴史なんてべらぼうに長いわけですから納得がいく。私の入ってるサークルはマジで数学科の人達が歴代を見てもなかなかいないのでとても気になるんですよね。
世界はファンシー
登場単語:シータタンジェント、二次関数
サインコサインタンジェントでおなじみのタンジェント。
簡単に言うと、単位円(原点を中心とした半径1の円)上の点の字座標Pを(a, b)とすると、$${b/a}$$の値がタンジェントの値となります。シータ(θ)はよく角度を表す変数として用いられ、tanθとすると、この時のPと原点を結ぶ線分、Pのx軸への垂線とx軸の交点と原点を結ぶ線分、この二つが成す角の角度がθであるときのタンジェントの値を示すことになります。文字だけで説明するとこんな感じ。
次に二次関数から逃げてきた人はこの単語だけで震えてしまいますかね?流石に舐めてるか?これは最大次数が2である多項式によってあらわされる関数のこと。よく形としては$${y = ax^2 + bx + c}$$って形で出てきますね。
ナノサイズスカイウォーク
登場単語:係数、横軸
上の二次関数の式におけるcが係数。項bxはxに入る数字によって値が変わりますが、cの項はxに何の値を入れても値は変わりませんよね。このように多項式において変数の値によって項の値が変わらない部分が係数です。
歌詞でこれと同じ文に出てくる横軸という単語。二次元平面って日本の線が直行してると思いますが、我々から見て横に伸びているのが横軸です。よく見るx-y平面でのx軸です。
係数の値ってグラフと縦軸の交点の値になるんですが、この歌詞では縦軸ではなく横軸が出てきてなんでだろうなって思いました。考察とかできんからわかんにゃい。
kaleido proud fiesta
登場単語:等比級数
今回扱う単語で一番難しい単語なのではないでしょうか。数学Bをやってなかったら知らないでしょう。数字を規則的に並べたものを数列というのですが、その中でも、数字がどんどん一定倍されたものが続いていく数列を等比数列と言います。例えば最初が2で3倍づつされていく等比数列は$${2,6,18,54…}$$って感じ。
その等比級数を1番目から最後まで足したものの値を等比級数と言います。ただ、数列というのは無限に続くため、無限等比級数とよく呼ばれ、それをどうやって求めようってのはまた極限という概念も理解しないといけないため少し難しいですね。ちなみにその値を式で表すと
$$
\text{初項をa、公比をrとする}\\
\begin{cases}
∞ &\text{(1 <= r)} \\
a/(1-r) &\text{(-1 < r < 1)} \\
振動 &\text{(r <= -1)}
\end{cases}
$$
となります。受験生の皆はそれぞれがなぜそうなるのか証明できるようにしようね!Q.E.Dの使いどころだ!
1000万回ハグなんだ
登場単語:逆、裏、対偶
急にUNISON SQUARE GARDENの曲でなくなりました。田淵さんは作詞家、作曲家としてもめっちゃ活躍しており、この曲を歌っている8人組声優ユニットのDIALOGUE+にもたくさん楽曲を提供しています。てか、総合プロデューサーが田淵さんです。
そんなDIALOGUE+の曲にも数学単語が出ていまして、これがその3つ。いきなり三つですが、この3つは命題を扱うタイミングで同時に出てきますね。そもそも命題というのはYesかNoで答えられる問題の事。よく○○ならば△△である。って形で表されますね。
この○○ならば△△である。に対して、
逆:△△ならば○○である。
裏:○○でないならば△△でない。
対偶:△△でないならば○○でない。
っていう命題がそれぞれを表しています。
ちなみにこれを覚える時に「ある命題の真偽はその命題の対偶の真偽と一致する」ってのが重要って言われます。ん?って思う方は○○と△△に適当に文章を埋めてみてください。
おわりに
以上、数学単語を集めてみました。意外と…なかった…?もっとあると思っていましたが勘違いでした。しかも解説している割には意外と常識的な単語が良く出てきてました。まあ、気になってはいたので調べられたので良かったです。
私は数弱人間なので細かいとこに間違いがあったり、説明不足があると思いますが申し訳ない。説明むずい単語もあるからしゃあない!歌詞書いたの俺じゃないんで文句は田淵さんに言っといてください。
おまけっ!
田淵さん、単語に飽きたらず数式も歌詞に入れちゃってるんですよ。それも紹介。
大冒険をよろしく
数式:"あやふやな未来"×"私たち"=最強
先ほどと同じくDIALOGUE+の曲。正確な歌詞は「"あやふやな未来"を取り出してそこに"私たち"を×て=最強、といたします!」です。俺のあやふや(就活、卒論、人間関係)な未来も最強にしてください。
アイガッテ♡ランテ
数式:直感×焦り÷純粋
またまたDIALOGUE+の曲。正確な歌詞は「直感×焦り÷純粋 から足し引き」です。ちぐはくな恋をしている人の心をうたったこの曲。確かに人を好きになった時の要素ってこの三つな気がする。ちなみにガチで人のことを好きになった私はこの値1になりそう。皆さんは幾ら?