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川奈ステンドグラス美術館 @伊東 ルポ!3

ー繊細で強烈。悠然とした佇まいのステンドグラス

川奈ステンドグラス美術館にて、ステンドグラスとは別の
思わぬ魅力を堪能したところで、ついにステンドグラスの展示コーナーに進む。

しかし、展示コーナーにも、ステンドグラスのみに留まらない魅力があった。
それは、展示物のジャンルの多さである。
ステンドグラスはもとより、絵画や骨董をはじめとした様々な展示がある。
いずれも、英国や中世ヨーロッパに関連するものであるが、
歴史に詳しくない私でも、説明書きに助けられて
楽しむことができたし、やはり勉強にもなった。

ライオンらしき、謎の動物

さて、肝心のステンドグラスだが、本当に美しかった。
ことこれに関しては、自分のボキャブラリーの無さを恨むほかない。
如何に美しかったかを事細かに説明したいところだが、難しい・・・。
訪れた日はよく晴れていて、陽の光をふんだんに含んだそれらは、
キラキラと美しく、眩しく輝いていた。
まさに、「神秘的」という言葉がぴったりと当てはまるのだ。

画像で誤魔化そうと思ったが、写真を撮るセンスがないことが露呈する

どのステンドグラスも、私の心を強く掴んで離さない、
繊細で且つ強烈な、圧倒的な存在感があった。

私事だが、最近、大小様々な悩みを抱えていた。
疲弊した中で訪れたこの美術館で、ステンドグラスたちは、
私の心の悪いものを取り払ってくれるような、悠然とした佇まいを見せてくれた。
悩みが解決したわけではない。ところが、なんだか救われたような気がした。

この川奈ステンドグラス美術館では、結婚式もできるらしい。
披露宴会場と思しき一室を外から覗き見ることができたが、
そこの天井近くにあったステンドグラスは、青を基調に作られており、
床に反射した光が、澄んだ青空や広大な海を思わせてくれ、思わず眼を奪われた。
(会場に鍵がかかっていて入れなかったため、残念ながら写真は撮れず・・・。)

この美術館の裏手から屋外に出ると、
そこはやはり中世ヨーロッパを思わせる、美しい庭園があった。
陽があたる庭園からは海がよく見え、開放的な気持ちになる。
美術館に庭園とは、なかなかないのではないだろうか。
小さなプールと足湯もあり、期間限定で開放しているようであった。

海が一望できる、庭園の一部

ちなみに、詳細について掴むことができなかったが、
なんとこの美術館、宿泊もできるようだ。

どこまで新しい発見と驚きをくれるんだこの美術館は!

繰り返しになるが、本当に楽しみ方がステンドグラスに留まらない、
いい意味で名前とのギャップが凄まじい、最高の癒しの場所を見つけてしまった。
皆さまも、心を洗いに「川奈ステンドグラス美術館」へ足を運んでみてほしい。

川奈ステンドグラス美術館
〒414-0044 静岡県伊東市川奈1439-1


1997年生まれ、丑年。
幼少期から、様々な本や映像作品に浸りながら生活する。
愛読歴は小学生の時に図書館で出会った『シートン動物記』から始まる。

映画・ドラマ愛は、いつ始まったかも定かでないほど、Babyの時から親しむ。
昔から、バラエティ番組からCMに至るまで、
"画面の中で動くもの"全般に異様な興味があった。

MBTIはENFP-T。不思議なまでに、何度やっても結果は同じである。
コミュニケーションが好きで、明朗快活な性格であるが、
文章を書こうとすると何故か、Tの部分が如何なく滲み出た、暗い調子になる。(明るい文章もお任せあれ!)

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