ドラマチックに運命理論71『待ち焦がれてる』
『ひらいて』の首藤監督のインタビューが載っている雑誌。
撮影時の写真がたくさん載っていて、
自然な笑顔の写真、
監督と真剣に話す横顔、
モニターを見る姿、
共演者と談笑してるところとか
見られて嬉しい。
監督のインタビューでは『あの子』を素敵に表現してくれてる。
CMで『あの子』を見つけてくれて、
その後グループの映像も見てくれたらしく
その時に
「ちょっと他では見ない、異質な感じを受けた」
と言ってて、更に
「もし同じクラスに居たら、まさに愛のように『私だけが見つけた!』と思ってしまう人かなという気がします」
って。
そう!そうなの!監督さんわかってる!
そして、実際に『あの子』に会った印象をこう表現してくれてる。
「たとえってクラスでは地味なタイプで、愛が"私だけが見つけた"という感じがとても大事なのに、"すごく綺麗な子なんだけど・・・"って。」
気持ちが分かりすぎる・・・
撮影中のエピソードとしては、
ずっとたとえとしてそこにいてくれたので、現場では演技についての話はほぼしてないと言ってるんですが、
確かに『あの子』も雑誌で同じようなことを言ってた。
「撮影中は監督に怒られたり、こうしてくれと言われたことはあまりなくて、基本的には素の感じでやってもらって、こうしてほしいと思うところがあれば言うから、とりあえずやりたいようにやってくれたらいいよって言ってもらえてたので、自分が思ういいものをやらせてもらった感じでした」と。
一つだけ、
「セリフが冷たすぎてさすがに言えないかもしれません」
と『あの子』に言われたことを話してくれていて、
監督が思っていたのとは違う解釈で『あの子』が演じることを提案して
それを見て、新しいたとえに出会えたと表現してくれています。
私は原作を読んだけど、
そのセリフは私も監督と同じ印象を持っていて、冷たい蔑むような言い方をしてると思っていたの。
だから『あの子』がどんな風に演じてるのか、とても楽しみ。
クランクアップした後も撮影を見に来ていたという『あの子』。
監督から見たら、
役が抜けていて別人みたいだったそう。
なんかすごいな。
すっかり役者さんじゃん。
『ご本人が楽しいなら、ずっと俳優をやられたらいいと思います。アクティブな役でも悪役でも、どんな役であっても自分と重なる部分を探せて、自然に入れる人だと思うので、どんな役でも彼のお芝居は見てみたいです。』
って監督に言わせるほどなんですが、
私の思ったところだと、
演技経験の少ない『あの子』が
楽しかったと言えるところに
どうも技量的な才能よりも
感覚的な才能を感じたような?
『またご一緒できたらという気持ちはとてもあるんですけど、そのためには私が彼にふさわしい役を構築しないといけないですね』
ここまで言っていただけるんだから。
絶対また一緒にお仕事してもらいたいです。
まだ『ひらいて』観てないけど。
早く観たいなぁ。
待ち遠しい。