Nano / 水門菜花

1998年生まれ。ヨブの友人側の人間だった。

Nano / 水門菜花

1998年生まれ。ヨブの友人側の人間だった。

マガジン

  • 【ワタクシゴト】という名の私の話

    ワタクシゴトシリーズを勝手に作って、日々の感情や、思い、自分のことを書いているnoteをまとめました。

  • 山形県小国町マガジン

    若者が年間100人通う町「おぐに」に通う若者の一人である私のnote集め

最近の記事

やらなきゃの呪い

昨晩のこと。一緒に暮らしているパートナーに「やりたくないことは、やらなくていいんだよ」と言われてハッとした。 我が家は特に家事分担などを明確に分けていないが、なんとなく「料理を作る人、料理を作ってない人が洗い物をする人」がベースになっている。 昨日はパートナーが夜ご飯を作ってくれた。(惚気だが、とても美味しい。)だけど昨日はお風呂に入って、二人でゆっくりして、その後私がどうしても洗い物をする気になれなかった。「やらなきゃいけない、でもやりたくない。」そんな気持ちだった。

    • 22歳、18年間社宅暮らしの私

      今思えば、都会にいながら田舎暮らしのようなことをしていたのかもしれない。兄弟はいなかったけど、兄弟のような人たちはたくさんいたかな。 私は父の勤め先の関係で、父の同僚が身近に住む社宅暮らしをしていた。平日、朝学校へ行く前は会社の人たちに「行ってきます」「行ってらっしゃい」と言い、帰ってくると「ただいま」「お帰りなさい」と迎えてもらっていた。類を見ないほど人を寄せ付ける父と母は、来客を歓迎し、よく若い社員に食事を振舞った。 かくいう私も、一人で留守番のときに社員の一人が訪ね

      • 本との関係性について

        私にとって本は、会話相手。知らないことをたくさん教えてくれる人。 画像や動画などのたくさんの情報で溢れる現代社会でなお、自分のペースで思考し、言葉を受け取ることができる。だから私は文章というメディアがすごく好きだ。 疲れている時は本を読めない。それも私のバイタルサインになっている。帰宅の電車の中で本を読む気になれないとき、私は疲れている。そういう日は、たくさんご飯を食べて早く寝た方がいい。 インターネットに、面白いコンテンツが少なくなってきたなと思う。即物的で、短くて、

        • 「私たちは子どもに何ができるのか」

          私たちが直面している少子化問題は深刻です。「異次元の少子化対策」と名を打って政府が行動を"起こそう"としてくれていることに、私は幾許か成果が出ることを期待をしつつ、「出生率」という数として扱われる子どもたちが、それぞれどんな人生を生きる可能性があるのかについて、考えることがあります。 生まれる国も、生まれる家庭も何も選ぶ権利のない子どもたちが、私たちの社会に「未来」として誕生してくれる、ただそれだけで私たちは一方的に子どもたちから返しきれないほど多くのものを受け取っています

        やらなきゃの呪い

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        • 【ワタクシゴト】という名の私の話
          4本
        • 山形県小国町マガジン
          5本

        記事

          なかなかくるしいね

          なかなかくるしいね

          どこかに言葉を吐き出さないと、どこかに表現しないと、現実と理想のギャップの差を埋められなくて死ぬんだよ

          どこかに言葉を吐き出さないと、どこかに表現しないと、現実と理想のギャップの差を埋められなくて死ぬんだよ

          1年で凪の海に会いに行く時間って、私にとっては数分のこと。人より鈍い感性だからか、好きとも嫌いとも思わない。ちょっと落ち着いて、ちょっと怖い。ただ神様の創造を思う。

          1年で凪の海に会いに行く時間って、私にとっては数分のこと。人より鈍い感性だからか、好きとも嫌いとも思わない。ちょっと落ち着いて、ちょっと怖い。ただ神様の創造を思う。

          辛いこと続いてまじむりだったー!

          辛いこと続いてまじむりだったー!

          自己遊泳

          しばしば、人生は航海に喩えられる。  泳ぎ方を学びつつ海を知るのが難しいように、人生に没頭していると人生を見つめなおすのは難しい。 (Kurzgesagt – In a Nutshell「What Are You Doing With Your Life? The Tail End」冒頭部分より) 「人生という海を渡るのであれば、海図ではなく羅針盤を持とう」とはよく聞くフレーズだ。 人生という海は自分のものなのかもしれないが、現実の海はみんなのものだし、誰のものでもない

          飛行機の中のメモ

          わたしがどんな人間かと言うと、「東京へ帰る飛行機に乗って、アフガニスタンから亡命しようとする人々と飛行機を思う。飛ぼうとする飛行機にしがみついて落下し、亡くなった人もいた。マクロでは世界がアフガニスタンの市民を見放したかのような状態が起こり、ミクロでは久しぶりに祖父母と過ごせた時間への想いと別れの寂しさでいっぱいになる私がいる。人が亡くなっても、何も変わらないことの方が多い。誰かの喪失に時間を止める人がいても、隣の人は変わらない毎日を送る。そして時間が止まっていた人も、少しず

          飛行機の中のメモ

          "あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい。そうすれば、ひとりひとりに対する答え方がわかります。" コロサイ人への手紙 4章6節

          "あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい。そうすれば、ひとりひとりに対する答え方がわかります。" コロサイ人への手紙 4章6節

          グラデーション

          男か女か、 好きか嫌いか、 曖昧であることは嫌悪され、 明瞭であることが好まれる。 告白の答えはYesかNoでお願いしたいな。 ずいぶんと世界は数字で表せるようになったのね。 ずいぶんと名のないものに名前が与えられたのね。 でも私のことは抽象化も一般化もしないで欲しいの。 私をn=1にしないで。 月が綺麗だと思ったとき、夏目漱石のせいで「月が綺麗ですね」って誰かに言えないの嫌になっちゃう。 でも、ホワイトデーにはキャンディーが欲しな。3本の赤いバラと一緒にね。

          グラデーション

          死刑囚表現展2020に行ったときの備忘録

          本題の前の雑談タイム ここ最近、花を贈ったり貰ったりすることが複数回あった。夏の終わり頃、落ち込んでいた私に対して友人が「なのか、元気出して!」とお花をくれた。それが嬉しかったので、私も贈り物として花を選択することが増えたのだ。花は見ていて美しく、癒される。部屋の空間に自分以外のケアすべき生き物があるとき、ついでに自分自身もケアするようになる気がする。  駅前でよく見かける少しお高めな花屋さんでお花を買うと、大抵「お花長持ち剤」という液体を貰えるのは、読んでいる皆さんはご存

          死刑囚表現展2020に行ったときの備忘録

          "天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。" 伝道者の書 3章1節 聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

          "天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。" 伝道者の書 3章1節 聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

          大量にあるレターセットは私らしさの一つです。お空にお手紙書きましょう。

          大量にあるレターセットは私らしさの一つです。お空にお手紙書きましょう。

          千切りキャベツを買って、シャツにアイロンをかける話

           私の主食はキャベツと豆腐です。毎度スーパーで、カットキャベツパックを2袋と、おかめさんの絵柄の絹豆腐3パックセットを購入します。少食な1人暮らしだと、キャベツを買ったとしてもスープや野菜炒め用に4分の1サイズのものしか買いません。狭いキッチンで千切りをしようものなら、シンクと足元にキャベツが散乱します。カットキャベツは楽で良いですね。毎日お世話になっています。最近、「大容量カット青ネギ」もうちのレギュラーになりました。切られていて、洗わないでそのまま食べられるモノを買うのは

          千切りキャベツを買って、シャツにアイロンをかける話