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松本旅行記 -短すぎる(はずだった)エピローグ編-

 さて、松本旅行からもう3ヶ月も経ってしまったものの、未だにプロローグは書いたのにエピローグを書いていなかった。それに、私のnoteを読んでくれる数少ない読者のひとりである私の友人にも「エピローグを書いて欲しい」と言われた。(もう2ヵ月も前のことであるが。)
確かにこのまま松本旅行記シリーズを終わるのは締まりが悪い気がするし、せっかくなので旅行の感想をのんびりと書こうと思う。

 今回の旅行で一番感じたことは、googleマップの偉大さだろう。私は元来googleマップの類いの地図を読むことが苦手だ。というか、“読む気がない”の方が正しい気がする。私の思考回路は残念ながら、目的地に向かう最中で道に迷っても“スマホで道を確認しよう”という発想に至らないのだ。そのため道に迷ったときは、どんなにあたりが暗くても、どんなに疲れていても、直感を信じて右往左往に歩き回り、次第には空を見上げて太陽や月の位置から方角を推測するという始末である。最近はようやく駅の改札口から目的地、といった歩き始める前の段階で道が分からない時はgoogleマップを開く習慣がついてきた(気がする)。個人的にかなりの進歩なので褒めて欲しい。

 このように、私はgoogleマップを道案内のためだけのツールだと思っていた。しかし、道案内以外の使い方があるということを今回学んだのだ。
それは、“自分の現在地を確認する”ことだ。(え、当たり前じゃん…)と思ったそこのあなた、すみません。私はこういう人間なのです。温かい目で続きも読んでください。

 行きの電車で目的地ではない駅で降りてしまった時、駅名標が見当たらなかったため自分がどこにいるのか分からなくてとても焦った。先に集合場所の駅に到着していた知人に「今自分がどこにいるのか分からない」と連絡をしたところ、「googleマップで現在地を確認して」と言われた。言われるがままにアプリを開くと、画面上の青い点(自分の現在地を示すもの)の上に自分がいる駅の駅名が表示されていた。それを見た時、私はとても感動した。googleマップこのような使い道があったとは...!!このアプリさえあれば日本中どこで迷子になっても自分の位置を知ることができるじゃないか!すごいなこのアプリ!

 googleマップで自分の位置を知れたお陰で、適切な電車に乗り換えることができ、無事に目的地の駅に到着できた。それと同時に、固定概念に縛られないことの重要さも知ることができた気がする。知識や経験が乏しくても、機転を利かせることで優位に立つことができる。しかし、これこそが正に私に足りていない能力な気がする。
何だかgoogleマップに自分の欠点を指摘された気がしてむず痒い気持ちになったが、楽しい気分で旅行をしたかったのでそんな自分には気づいていないふりをした。

 プチハプニングがありつつも無事に目的地に到着し、満喫することができた今回の旅行。「松本城に行きたい」ということしか決めておらず、それ以外は行き当たりばったり旅だったが、逆にそれでよかった。時間を気にせずにのんびりと観光ができた気がする。
googleマップも大分使いこなせるようになったことだし、いつかひとり旅もしてみたいな。おすすめの行き先があればぜひ教えてください。

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