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医師が美容医療を考える

綺麗・かっこよくになりたい!!!

そんな欲求は皆あるかと思います。
そんな私もかっこよくなりたい!!!笑

今日は美容医療についての考えてみました。

ここ最近の出来事から。
Instagram、Facebook、リアルな話で
自分の同期や上の先生が大手美容外科に転職する
様子が見受けられます。
すごい気持ちはわかる。ものすごく。笑
よく誘われるから。笑
あと個人的に社割で受けたい説もある。笑

ここで二つの違いについて考えてみる。
今回は自由診療=美容医療のみとして考える。
(本来は代替医療・先進医療もあるが考慮しない。)
病院・クリニック勤務(医療)と美容医療(美容)との圧倒的な違いは
患者ではなく、お客様という概念。
つまり
医療はインフラ=国のサービス
美容はビジネス。
医療は待ってても患者は来院するが、
美容は自分から動かなければお客様は獲得できないし、
全ての繋がりをビジネス目線で見てくる。
そして、ビジネスである以上騙し合い、削り合いである。
昔まではマーケットが成長段階である時はともに戦う仲間であり、
ともに美容を助け合って成長させていきましょう
という気持ちであったかと思う。
しかし、今はレッドオーシャン
皆がお客様の取り合い。

美容において、キャッシュポイントというか
看板は「脱毛」「二重手術」
入り口は安くして、お客様の警戒を解き
カウンセラーで高く落とし込む手法。

あとは価値観の植え付け
まだ田舎はそんなこともないが、都会では
「女性はツルツルだ(男子の幻想)」
「二重手術って普通にするよね」
「お母さん、卒業祝いで整形させて!」
韓国で美容手術してくる!」
「綺麗になりたいハイフ・ボトックス・ヒアル・・・」

といったような会話が聞こえてくる。
これが日常的になっている印象である。

一昔前では美容は悪だよねみたいな価値観から
整形すること、脱毛すること、注射すること
を一般化させた戦略はすごい。
それにより医療をビジネスとして取れるように落とし込んだ。
ビジネスである以上、上限もないし、
資本主義において勝者が勝者である。

美容分野はまだまだ成長過程
藤田田さんの著書で
ユダヤの商法の教えがあり、
お金を稼ぐなら「女と口」と言われる。
女性は装飾品やら美に対してお金を使う。
口は本来は飲食物とかであるが、
本当にヒアルロン酸を口(唇)に入れる。笑

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対して医療では保険診療といい
医療費削減!!!と言われる。
なぜなら税金だから。
75歳以上も医療費2割負担になる可能性もあり、
国からも医療費を下げるような方向性である。

このコロナ禍において逆に美容のお客様が増えている世界。
確かにインバウンド需要が減って、
中国の富裕層の手術が減った印象ではあるが、
逆に今まで韓国に手術しに行っていた層が増え、
マスクしなければならない状況をダウンタイムと捉えて
手術に踏み切る層も多い。
今までの層とは違う層を取り込んでいるのかな。

そんな状況でもあり、
空きビルに美容クリニックが乱立する時代に突入している。
そうなると当然お客様の取り合いが起こる。
個人的にはinstagramで症例提示をし、20-40歳の人は刈り取られ
Tiktokで10代の美容に対しての敷居を下げて、5年後に仕込んでいる印象。

医師もインセンティブ制で雇われているため
集客できない医師の場合は
最低年収の引き下げ、インセンティブ減少
現在安泰と言われてる美容医療に行っても
稼げない医師が出現する。
普通のことだが、資本主義において淘汰されていく。

ここからが僕の戦略について考えてみる。
やっぱり個人的には働き方分散として
0(保険診療)・100(自由診療・美容)ではなく
50-50どちらも行うことを推奨する。
労働のリスク分散を推奨する。

保険診療のメリット・デメリット
メリット:仕事がなくならない
デメリット:収入が低い
自由診療のメリット・デメリット
メリット:収入が高い
デメリット:仕事がなくなる

1番いいのは収入が高い、仕事がなくならない。
これの正解は
weekday保険診療、weekend自由診療

あとは変化要素として「やりがい」がありますが、
・金稼いでも社会貢献を求める
・社会貢献のみではお金を稼ぎたい欲は満たされない

それも踏まえると保険診療と自由診療との配分は自分で調整すれば良い。
そして1番大切なのは「どちらにも戻ることができる」こと。
これが1番大切。

話は変わりますが、働く意味・稼ぎたい意味を考えたい時には
幸福の資本論を読んでみて下さい。

感想を教えてください。
よろしくお願い申し上げます。

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