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もういいよ

まあだだよ。

もういいよ。

かくれんぼの相手はというと。

この秋、その存在に慄かされたカメムシ。

まあだいるの?

もういいよ。

と、音をあげたいのが本音だ。


今年、私の住む地域はそれはそれはカメムシが大量発生して、水が綺麗なところにしかすまないとか、空気の良いところだからね、なんて耳障りの良い慰めなど、くそくらえ。ぐらいカメムシに怯えて過ごしました。


ちなみに、私の住む地域では ヘッドと呼ばれています。少し離れたら、へこきむしになったりへっぴりむしになったり、ヘッドジロになったりする変幻自在さです。


ただし、へは入れなきゃならない法則。


だって、本当に屁だもの。


色はこげちゃバージョンで、時折光るみどりの時もあります。


やつら、刺激すると臭いんですよ。


そして、見た目いかついんですよ。


でもって、羽あるんですよ。


多分、Adoさんの歌、自分の歌だと思ってるべ。


君、結構最強だよね。


で、訪問先の山間部は、焼酎大五郎のどでかいペットボトルにたんまりカメムシを捕獲してあるものが、畳の部屋の隅に置いてあったりします。少し水を張ってあって、大量のカメムシが堆積している。ちなみに、それはそんなに臭くない。なぜなら蓋してあるから。


訪問先のおじいちゃんに、カメムシは、自分たちの臭いでも死ぬ。と言われ、本当か嘘かわかりませんが、ひーっと思いました。


たまに、深刻な話をしている最中にご家族の胸元からちょろちょろ歩いて出てきては、またチョッキの中にもぐりこむカメムシに、視線は釘付けになりつつ、内容的にここで口を挟むのもな…という迷いと、目の前で明らかに動き回るカメムシに見て見ぬ振りをするのはどうなのよ?という使命感に逡巡し、結果、我慢できずに普段なら絶対しないティッシュで掴んで、ご本人に渡すという行動に出ました。

ご家族がなんの迷いもなく潰したので、部屋中臭いました。

臭いで深刻さが薄まりました。


カメムシが、また、今日も2匹、我が家に侵入しており、ガムテープで捕獲しました。


粘着面を背中に優しくフィットさせて覆い尽くすようにハグ。


いつかの松潤が、井上真央ちゃんにしていた花より男子のやり方ですね。


全てを包み込んで逃がさないよ。というやつです。


井上真央ちゃんは絶対いい匂いだし、私は松潤ほどのフェロモンがでないのが残念な相違です。


というわけで、だいぶ寒くなったのに


まだいるの? もういいよ。です。


ちなみにカメムシはやる気になると身体を0.2ミリで薄くできるらしいっすよ。


私の同僚のせっかちホシノさんの説です。


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