焼肉万歳
長男が4月に正規採用の教職員になり、7月にボーナスを頂いた。
夏の帰省で、家族にご馳走しよう!との申し出あり。
長男の育ての親である義母リクエストにて、街の中でも私たちがちょっと高級と認識している焼肉屋に出かけた。
今回ご馳走になるのは、夫、私、三男、義母。
次男はすでに東京で焼肉を奢られている。
三男が運転手を申し出てくれたので、心おきなく生ビールが飲める。
仕事の途中、コーヒーもおやつも我慢して、私は仕上がっていた。腹ペコも腹ペコで、この親として感動の「子供のお金でご馳走を食べる」に備えていた。
お肉をわんさか頼み、生ビールを頼む。
みんな笑顔。義母は、嬉しすぎて冷麺と石焼ビビンパハーフを頼むわんぱくぶり。
良いお肉は美味しい。上ハラミだというのに、私の知っているハラミと違う。柔らかすぎないか?うますぎやしないか?と異議申し立て。
いつものハラミも好きだ。ただ、上もまた、かなり好きだ。人間の欲は怖い。
奢っている長男が1番嬉しそうだった。
何回も試験に落ちた。その度に思うことはあっただろう。それを超えての今、ビールがうまくないわけがない。
夫も嬉しそうだった。義母も、弟の三男も、もちろん私も。
あんなに美味い焼肉は、多分人生にそれほど出くわさないだろう。
肉もビールも美味い。純粋に美味い。ただ初めてのボーナスで、今までありがとうの焼肉はスパイスが効きすぎていて、本当に本当に幸せの味がした。
最後に〆で半ライスを頼んでしまった。
上ハラミにタレをつけて、コメを巻いて、咀嚼して、ビールを飲む。
ああ。ああ。である。
三男の運転で帰る夜の道。
ああ、やっとご馳走できて良かった。と長男。
ご馳走になれて嬉しかったよ。ありがとう。
しかと堪能しました。
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