誰にでもある「毎日」が僕をここまでつれてきた。
今、何のために勉強しているのかわからない。自分の将来なんとなく決まってるようで嫌だ。この仕事の価値ってなんだ。
そう思われている学生、社会人の方々にぜひ見てほしい。こんなにも明るく、ひたむきに毎日を積み重ねて実績を出されている方々がいる。もちろん、簡単な道のりではない。しかし、そこであきらめて下を向いてる時間を長引かせてはいけない。そういうメッセージも込めて書きました。
前村良祐さんー柔道整復師(国家資格)。
日本代表アスリートや著名人も来院される「下北沢JM整体院」を経営。またウルフアロン選手(柔道日本代表)の専属トレーナーとしても活動されている。
下北沢JM整体院長 前村良佑 人生プロフィール|前村良佑 @ryouskemaemura #note https://note.com/ryouske5515/n/n8658444ef685
吉澤遼馬さんー柔道整復師(国家資格)。
下北沢JM整体院副院長。
Twitter上で身体のことなどについて発信されていて、フォロワーは1万以上。フリーランスとして下北沢JM整体院に勤務する傍ら、SNSコンサルティングや出張整体、セミナーなど多種にわたって活動されている。
自己紹介|吉澤 遼馬 膝オタク @Knee_geek #note #自己紹介 https://note.com/12yoshizawa13/n/n2726b16e6c9e
トレーナーを目指して勉強されてる学生はじめ、医療系専門学校の学生にとっては憧れるような経歴をもつ前村先生と吉澤先生。
そんな先生たちがどのように今のヘルスケア業界をみているのか。またご自身の取り組んでいる仕事に対しての哲学、経営者、個人としてのビジョン。ここまで来られたターニングポイントについて。
なぜ前村先生は"整体院"として開業されたのか。
今までにないご活躍をされている2人にお話を聞いて、自分自身とても視野が広がり、自分の盲目だったところなど気付きをたくさん頂きました。
自分=👤 前村先生=前さん 吉澤先生=吉さん
医療学生が日々学ばなくてはいけない理由とは何なのか。
👤「柔道整復師はじめとする、医師ではないメディカル職の人たちのポジション、ポテンシャルについてお聞きしたいです。」
前さん
「ポジションとしては、僕たちはオペ(手術)ができません。それに、出来る医療行為も限られています。ですが、身近に医療人としてお客様に寄り添うことはできます。オペが出来ない、医療行為が限定されてる、だからやらないではなく、オペが出来ないからこそできることがあります。私達のポジションは
的確なアドバイザーだと思います。
オペは出来ないが医療についての知識などを駆使して仕事をします。なので、その人の特異性に合わせてその人にとって的確なアドバイスをしてあげる。身体に触れて介入する。そのために日々知識をアップデートしていかなくてはいけません。
そして、お客様自身が自覚をもって前向きに症状に対して向き合わなくては意味がないので、そのためにお客様に納得できるよう説明をしなくてはいけないです。なのでそのような技術も必要ですね。
あと、大事になってくるのは決断力。本当に介入すべきなのか否か。それを判断するための知識もふくめて決断力が大事です。」
吉さん
「まず、
我々柔道整復師等は代替医療しかできません。
コ・メディカルはご存知ですか。看護士や理学療法士など、医師と協同して医療を行う専門家たちのことです。我々はその部類に入っていません。医師が行う通常医療の代わりの医療行為。つまり我々がしていることはカバーです。
なので、しっかり勉強をしないとお客様にプラスの価値を与えられない。まずはそのことを理解して勉強すべきだと思います。
その点、ポテンシャルは高いのかなと思います。これからのこの業界では勉強した人が評価されやすく、残って行き続けると思うので、これを理解して活動することができれば、結果としても出せると思います。」
👤「お客様の症状改善という目的のもと、医師とはまた違う役割がある。それは的確なアドバイザーという役割である。
しかし、的確なアドバイスを特異性に応じてするためには、日々学ばなくてはいけないし、知識をどんどんアップデートしていかないと、お客様のためにはならない。
僕たち医療に携わる人が学んでいる理由を、お客様の人生のためと置き換えれば、今やっている学びと真摯に向き合わないといけないなと実感するな、、」
お客様の集客についてどのようにされているのか。
👤「下北沢JM整体院さんはお客様の"卒業"を意識されて施術をされていますが、卒業と集客、どのようにバランスをとられているのか、また意識されているのかお聞きしたいです。」
前さん
「HPなど広告の部分は意識しています。ですが、既存のお客様がいるのにも関わらず入れてしまうのは、こちら側の負担とそれによる提供の価値が下がるのが嫌なので、
卒業と新規の循環は意識しています。
同じお客様ばかり通わせるのは、自分達に依存するようなことになってしまいます。そうなると本来の目的からずれてしまうので、通いはじめにお客様自身が自覚、意識をもって通ってほしいという思いは伝えていますし、こちらからも問診時などで目安の回数などをお伝えしています。」
吉さん
「僕はこのお店を経営してないので、なんとも言えません(笑)
ですが、
お客様は意識して見ています。
うちでは、セルフケアの動画をお渡ししているのですが、それをやってこなかったり、あまり理解されてないお客様もいるので、そういう特異性に合わせて卒業させるか否か、期限を延ばすか否かは考えています。
もちろん、時間をおいて診てみたいときもあります。意識しているのは、目の前のお客様のことだけです。」
👤「お客様とゴールを設定することによって、治療に対する姿勢もそうだし、卒業という目的の意識も向上できる。卒業された分新規のお客様に充てれる。このサイクルを回すのはとても大変なことだと思った。凄い。
もちろん、経営的に運営していくのはもちろんだが、お二人はヘルスケアの軸、本質をぶらさず常にそこの探求をされている。(汚い質問をしてしまったのが、恥ずかしい、、)」
ここまでの経験、ストーリーを作り上げてきたお二人が抱いている、"やりがい"とは何なのか。
👤「これまで経営チックなお話や、役割についてお話お聞きしました。より、お二人にピックアップした質問をさせていただきます。
この仕事をしていての、"やりがい"とは何ですか。」
前さん、吉さん
「え、記者?笑
東スポ!? アロンのときもこんな感じだった笑」
吉さん
「
純粋にその人が"喜んでくれる"ことかな。
👤(かっこよすぎる😢)
自分が知識をアップデートしていってそれを臨床に生かしていけば、その分お客様の喜びがふえる。臨床数が増えれば、喜びも増えるから、勉強だったりいろんなことをアップデートできますね。」
前さん
「お客様の喜びももちろんやりがいに感じます。ただもうひとつあります。
まず、自分が楽しい
これですね。自分が接骨院でなく整体院として開業したのも自分の楽しみである、トレーナー活動の時間を割くためでもありましたから。トレーナー活動では、選手として見れなかった景色を自分の分身のような選手と共に目指せるのでとても楽しいです。
それと、やはりお客様をもっと公的にトータル的にみるためには、自費での形を取らざるを得なかったです。そのため、より深く自分の技術、力量に責任感をもって学びや研鑽に励めます。
あとは、昔から人を笑顔にするのが好きなので、心の余白をもって接したいので、今の形にしたというのもあります。
自分の楽しいが軸で頑張れるので、やりがいとしてはそれですね。」
👤「一つ一つの言葉がとても洗練されていてカッコいいですし、とてもメッセージ性を感じる吉澤先生。とてもユニークで気さくな前村先生。
このお二人のバランスがとても面白く調和されていて、素晴らしい整体院が出来上がったのだなと染々感じました。」
👤「これで3つのテーマについての質問は終了させていただきます。ですが、最後に1つお聞きしたいことがあります。」
何が今の先生を作っていったのか。ストーリーが気になった。
(ここで、吉澤先生はお客様の対応で退室)
👤「今の前村先生ができた、ターニングポイントって何ですか。」
前さん
「
毎日かな(即答)
」
👤「え、」
前さん
「もちろん、明確なポイントはたくさんありますよ(笑)
新人時代に力不足を感じて悔しかったこと、だまされてお金のトラブル、最愛の兄、母親との別れ。要所はあります。ですが、その度に下を向きながらでも歩いてこれました。それは、遼馬はじめ、周りの方々に支えてもらったからこそです。でも、
そんな苦しい時でも、諦めず、投げ出さず地道に"毎日"積み重ねてきたからこそ今があると思っています。
私達はお客様の毎日を支えています。日々誰かの毎日に携わっています。その中でたくさんの学びがあり、ストーリーがあります。これからもいろんな災難や、苦しいことがあります。でも、それも"毎日"なんだと、思っています。
なので、僕のターニングポイントは"毎日"です。
」
👤「…すごい、」
最後にとてもいい話が聞けました。なにか劇的に明日から変化することはなく、変化、成長とは日々の積み重ねである。これは自然であり、原則に近いのかもしれない。
それを当たり前にして動いている前村先生の表情には、いろんな苦難や感情が入り交じっていて確固たる覚悟が垣間見得た。
今回は下北沢JM整体院さんの前村先生、吉澤先生にお話をお聞きしたものを書かせて頂きました。
自分達のやるべきこと、やれる範囲を理解していながらも新しいチャレンジに向かって活動されている方々のお話が聞けて自分自身もっとやらなきゃなと思いました。同時にお忙しいなかわざわざ時間を割いてくれたお二人に感謝していますし、大きな器に感激致しました。
自分を変えるためには毎日の積み重ねであり、言い換えれば毎日はターニングポイントである。だからこそもっとチャレンジングに、挑戦していってください。
僕はお二人からそのようなメッセージを受け取った気がしました。
本当にありがとうございました。
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