株式会社が障害者のグループホームを運営することの是非

障害者のグループホームで、利用者から食材費を過大に徴収していることが発覚したニュースが報じられました

「障害者から食材費を過大徴収 120施設運営会社を監査 愛知」


以前に記事で精神障害者のグループホームの件について書きました
https://note.com/nankai4go/n/na63de1fbaf87

そこで以下のように書きました
③株式会社系のグループホーム
新規参入で株式会社が運営するグループホームが増えている。
精神障害者のグループホームと言えば、精神保健福祉士や看護師が常駐しているものと思いきや、株式会社系には専門資格をもっていないこともある。
グループホームが儲かるという事で参入しているのだろう

株式会社がグループホームを運営すると、利益が優先され、利用者を無視し、人権侵害・搾取が行われてしまうのでしょうか?
今回報じられたグループホーム以外でも、株式会社が母体となっている会社のグループホームは、職員の対応なども含めて、どうにも「いただけない」ところが多い印象があります

一方で、過去においてグループホームは数が少なく、空きもなかなかでなかったり、専門機関同士での関係性がないと、担当している患者さんがグループホームに入りたいと希望しても、入所の話をすすめることも難しかったりすることがありました
株式会社系の参入障壁が低くなったことで、様々な場所にグループホームができ、数が増えたということは、一つ利点かなとは思います
あとは、それぞれのグループホームの質をどう上げて担保していくか・・
運営会社は儲かればよくて、利用者へのよりよい支援などは度外視されてしまっているでしょう

いまは過渡期なのかもしれません
(過渡期に大変な思いをしている入居者にはとんでもないことですが)
まずは数を増やして、その後様々な法整備や条件を整えていくということになっていくと思いますし、そう期待します