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怖い話を伺っていて、匂いに関することがないなぁと思った話(プロフィールに代えて)

怖さ:☆☆☆ 

「なんか怖い話あります?」をご覧いただいてありがとうございます。

「なんか怖い話」では、私が伺った怖い話を、ご紹介しています。飲み会の席とか、仕事の休み時間とか、いろんな機会で「怖い話あります?」と尋ねてみると、意外と「あんまり怖くないんだけど」とか「怖いっていうか、不思議な話なら……」とか前置きをされながら、皆さんとても面白いお話をしてくださいます。

このnoteを始めて、おかげさまで半年とちょっと続けることができたので、今回はプロフィールを兼ねて、怖い話を伺ったり、記したりしながら思っていることをまとめます。

会議のフリートークで怖い話をしたら大ヒンシュク。でもそこから「なんか怖い話」が生まれました

私がnoteに怖い話を記すようになったきっかけは、週一で行っていた会社の定例ミーティングです。

私の所属していたグループでは、毎週の定例ミーティングの終わりの5分くらい、メンバーのうちの誰か一人が、自分の得意分野とか、なんでも良いのでテーマを決めて、発表する時間がありました。ミーティングの最後に発表して、次の週に発表する人を選んで終了という具合です。

皆さん、資料もきちんと準備して、すごく専門的なことをお話してくださるのですが、私には何もお伝えすることがなく、いつ自分の番が回ってくるか、戦々恐々としてました。

そしてついに私が指名された時、一週間さんざん悩んだあげく、昔聞いた怖い話を、Googleスライドにまとめて発表することにしました。シート1枚につき一話ずつ、簡潔にまとめて発表しました。でもミーティングでは皆さん「ぽっか~ん」。私も耐えられなくなって「だいたいこんな感じです。資料のURLはこちらですので、ご興味のある方はご覧ください」と、早々に切り上げました。

でも、そのミーティングの後「私、怖い体験あるよ」と言ってくれる人がいたのです。さらに、感想を伝えてくれる方もいました。職場でこんな話をして失敗したなと反省してたところに、優しい反応があったことがとても嬉しくて、せっかくだからきちんとまとめて、記してみようとnoteを始めました。

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怖い話を記す時の、自分なりのルール

「なんか怖い話」では、実際に体験した方とか、それに近しい方からのお話をなるべくそのまま記しています。脚色はしていません。

時々、このnoteを読んでくださっている知人から「ラストをこうしたらもっと怖くなるし、読んでくれる人も増えるんじゃない?」というアドバイスをいただくこともありますが、なるべく、聞いたままをお伝えしたいなと思っています。

「その場所って、太平洋戦争中に空襲があって、一帯が焼け野原になったから」とか、「そこで亡くなった人がいた」とか、怖い話にその現象が起こった理由(仮説)とか、説明がほしいという方もいらっしゃいますが、わからない部分はわからないので、なるべく事実に近いところだけにしておいた方が良いのかなと。

期待にお応えできなくで申し訳ないのですが、事実に近い記録を残しておけば、もしかしたら100年後、200年後にすごく頭の良い方が、何かのきっかけでこの記事を読んでくださって、幽霊とか、お化けが出る理由を解明してくださるかもしれないですし。

あと、脚色しない分、それほど怖くはない(?)ので、子どもが読んでもあまり怖がらないというのも、私にとってはメリットです。唐辛子が効いててピリッとちょっとは辛いけど、汗が出るほどの激辛ではない、という感じでしょうか?

noteに怖い話を記すようになってから、昔のことを丁寧に思い出すようになりました

怖い話をここに記すようになってから、怖い話を伺う時には、きちんとメモを取るようになりました。ただ話していただくだけでなく、その時の状況とか、質問もしてしまって、「まるで取材みたいだね」と笑われたりもします。

それから、昔のこともたくさん思い出すようになりました。もし記憶が間違っていたらどうしようと、それこそ怖い気もしますが、なるべく丁寧に、そのお話を伺った状況をしっかりと思い出せたものから記すように心がけています。意外と、中学、高校の時に聞いた話って、鮮明に思い出せたりするのも、新しい発見です。

怖い話を記すようになって感じたこと

怖い話を記すようになってから感じたのは、意外と皆さん、いろんな体験をしていらっしゃるなあということです。お仕事を一緒にさせていただいている時にはそんなこと、まるで想像もつかない方から「実は……」と伺ったり、とても興味深いです。

あと、今まで伺った話を文字に記すことで、少し、「整理ができるかな?」とも思いました。例えば、今まで記していて、不思議なことって音がきっかけで気付くケースが多いなというのは発見でした。あと、体験した人が皆さん「そんなに怖くなかった」とおっしゃっている点。何か、普通の生活の中に、ちょっと理解しづらい不思議なことが違和感なく起こっているようです。

匂いに関わる怖い話が、今のところありません

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そして、最も不思議なのが、匂いに関する話がないという点。昔話を読んだりしていると、例えば悪魔とか、怖い化け物が登場する時って、「腐った臭い」とか、「硫黄のような臭い」が漂ってきて……とか?そんな描写が多いのかなと思います。でも、私が怖い話を伺っている限りでは、匂いに関する話はないなぁと思います。

でも、葬儀に関係するお仕事をされてる方にお話を伺った時「ご遺体にはご遺体特有の匂いがあると思いますよ」とおっしゃっていたのは新鮮でした。あと、以前お話を伺ったお坊さんも「遺骨には遺骨の匂いがある」とおっしゃっていました。

もしかしたら、日本では火葬率がほぼ100%なので、(特殊な立場にいない限り)遺体が腐るということを、ほとんど誰も経験しておらず、感覚として「死」と「匂い」というつながりがあまりないのかもしれません。もしかしたら、昔の人と比べて人間の嗅覚が退化してるのかもしれないですし。その辺はわかりません。

まとめ

そんなわけで、怖い話を伺ったり、思い出したりしたら、記事を更新していきます。ゆっくりしたペースになりますが、どうか末永くお付き合いいただければありがたいです。

なお、「なんか怖い話」の題字は、「子どものための書き方教室」さんに書いていただきました。

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なんか怖い
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