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名画座にゆこうか

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都内名画座で観た古い映画の感想 音楽・漫画・本 その他 気が向いたらなにか
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#映画感想

現世を棄てることで開放される恋人たち 〜 「遊び」 増村保造 監督、1971年

ラピュタ阿佐ヶ谷「遊び」増村保造 監督、1971年。原作は野坂昭如「心中弁天島」だが未読…

nankado
5年前
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ふとしたことで亡命しなければならなかった若者たち 〜 映画「僕たちは希望という名…

下高井戸シネマ「僕たちは希望という名の列車に乗った」原題「沈黙の教室」、2018年、ラース・…

nankado
5年前
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この映画の「本当の主人公」は誰か あるいは マージナルな存在 〜 「模倣の人生」…

シネマヴェーラ 「模倣の人生」、原題 Imitation of Life ジョン・M・スタール監督、1934年を…

nankado
5年前
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「ひろしま」1953年、日教組の制作した原爆映画

シネマヴェーラ 「ひろしま」1953年、関川秀雄 監督。日教組の制作した大作映画である。 冒頭…

nankado
6年前
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(これもまた)手塚治虫に感想をきいてみたい作品 〜 「復讐鬼」1950年、マンキウィ…

シネマヴェーラ 「復讐鬼」1950年、ジョゼフ・L・マンキウィッツ監督。原題は「出口なし」また…

nankado
5年前
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★【名画座でしか観れない作品】 これが日本、どこへ行っても同じ 〜 渋谷実 監督…

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nankado
5年前
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短評:平成も終わったいま、全然変わっていない 〜 「赤い水」1963年、山本薩夫 監督

シネマヴェーラ 「赤い水」1963年、山本薩夫 監督 伊藤雄之介と西村晃の特集のうち、伊藤の作品(準主演作) 伊藤雄之介は地主で役人と結託して私腹を肥やしてゆく住職を演じる これは救われないハナシ ムラの役人は公費を使って豪遊 …… 若い人は仕事なくて食えない …… 組合トップを抱き込んで切り崩し ……  一般庶民を投機に引き込んで損させて坊主丸儲け …… 主婦層を取り込む宗教 …… アセスメントでサンプルを偽造 …… 偽装データを利用して町おこし …… マスコミ抱き込みに

【名画座でしか観れない作品】 橋本忍 原作の社会ドラマ、伊藤雄之助 vs 佐田啓二 …

シネマヴェーラ特集「名脇役列伝IV 伊藤雄之助生誕百年記念 怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」が…

nankado
5年前
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短評:松本清張 原作のアンデルセン童話 〜 渡邊祐介 監督 「黒の奔流」1972年

シネマヴェーラ 「黒の奔流」渡邊祐介 監督、1972年。 松本清張 原作のサスペンスである。フ…

nankado
5年前
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短評:ヒーロー自身の罪とはなんだったのか 〜 「THE GUILTY/ギルティ」

下高井戸シネマ「THE GUILTY/ギルティ」原題:DEN SKYLDIGE グスタフ・モーラー 監督(デンマ…

nankado
5年前
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★短評:一種モダン・ホラー的なアレンジ 〜 豊田四郎 監督 「四谷怪談」

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nankado
5年前
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短評:三島由紀夫作品の成功した映画化のひとつ 〜 「肉体の学校」木下亮 監督、196…

シネマヴェーラ 「肉体の学校」木下亮 監督、1965年。三島由紀夫の小説を映画化した作品である…

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5年前
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短評:谷崎潤一郎原作と新藤の脚本の食い違い? 〜 「堕落する女」1967年、吉村公三…

シネマヴェーラ 「堕落する女」1967年、吉村公三郎 監督、新藤兼人 脚本、谷崎潤一郎 原作。 …

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5年前
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短評:ヌーヴェルバーグ的要素の不発 〜 「牝」(1964年、渡邊祐介 監督)

シネマヴェーラ で「牝」(1964年、渡邊祐介 監督)をみた。 渡邊監督は「桃色の超特急」がいちばん印象に残っている。その他何作か観ているが、いずれもあまり印象に残っていない。ドリフ映画などたくさん撮影しているがほぼ未見である。 緑魔子がニヒルな不良少女を演じる。弁護士を経営している父親と父子家庭であり、父親の元部下と不倫関係にある。その男の妻は、少女の父親と不倫しているという交叉状態になっている。少女は父親を敬愛しているが、実は・・・という物語。 ドラマを引っぱる力は