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南條晃一/nanjou_tarou51
2023年2月6日 22:04
1.はじめに この投稿を読んでいただき、ありがとうございます。 弓に関わって35年目です。このたび、生まれて初めて藤放しから削り上げて弓にしました。正しくは新張ですが、ここでは藤放しと呼ばせていただきます。 そして今回、藤放しを荒村するにあたり、機会を与えてくださった「島津家伝統弓師 播磨竹禅」 弓具工房 はざま(弓工房 播磨)の迫哲夫さん、ご指導をいただいた黒須憲先生に感謝申し上げます。
2022年12月16日 21:46
薬煉は弦の中仕掛けや、弓の握り革を巻くときに使う松脂製の接着剤です。大学1年生の時から作り続けています。高校時代は接着剤というと、木工用接着剤や瞬間接着剤でしたが、大学時代はオール薬煉でした。薬煉の作り方については、『紅葉重ね・離れの時機・弓具の見方と扱い方(浦上 榮 著)』に次のように記されています。「天鼠(くすね)の作り方」は、材料として胡麻か大豆の油二十滴(茶匙(ちゃさじ)一杯)