私はかるたが取れない
10年以上前から左側に変形性頚椎症を患っていて、あまりバリバリとかるたが取れるわけではない私ですが、この2,3ヶ月くらい、何だか左肩が痛い。腕が上がらない。もしかして世にいう五十肩…!?と思い……それでも我慢していたのですが、痛みが引かないので勘弁して病院に行きました。すると…
「これね、頚椎の後ろの方に、骨みたいなのが出来ちゃってるんですね」
「………骨みたいなのが出来ちゃってる!?」
レントゲンを見ると、たしかに関係ないような所にポツッと骨状のものが写ってました。
何それ怖い。
お医者さんの説明によれば…
「頚椎の5番目の骨がこのように末広がりになって尖っていますよね。これが変形性頚椎症なわけですけども、ここに負荷がかかることで、その後ろにある靭帯が石灰化して骨状になってしまう症状が起きてるわけです」
靭帯が……骨状に………!?
病名としては「項靭帯石灰化症」という何か怖そうな名前のものであるそう。項靭帯というのは頭の重みを支える部分なんですって。
だからその部分が石灰化=カチカチになってしまっているから、周りも凝ってくるし何かするとすぐ痛くなっちゃうわけだ、と。
「負荷をかけないようにしていかなければいけませんね」
「負荷っていうのは競技かるたも含まれますか」
「含まれますねぇ」
( ;∀;)
まぁ、薄々そうかなとは思いましたが…
10年前の段階で「そもそも出来れば(かるたなどの)そういう負荷がかかることはしないように」と言われていたから、いつか決定的に「出来なくなる時」は来るんじゃないかと思ってはいました。
でも、好きだから、少しくらいは取りたいわけです。少しくらいは。そう思って「2試合くらいが限界だから〜」ということにしてかるたを取っていました。
でも、あぁ〜…レントゲン見ちゃったら怖いわ〜マジ怖いわ〜。靭帯が骨化するって何。
私はかるた取りたくて始めたと思うんだけどな。いや、もちろん読手を務めていることにそれなりの誇りを持っているし、読手も楽しいのよ。それでも「やっちゃだめ」っていうのはやっぱり悲しい。
世の中にはもっと歳を取ってもやれる人はたくさんいるのに、どうして自分はやっちゃだめなんだろうかと思う。かるたの神様に嫌われてるのかな?とさえ思う。嫌われるほどそんな悪いことしてるつもり無いんだけどな。
なんて愚痴くらいは言っても許されると思うんですね(それがだめなんだろうけども)
でもね、私はかるたが取れないのだとしても、競技かるたが好きだって気持ちに変わりはないし、これからもそうあり続けると思います。
身体は交換出来ないから、自分を大切にしないとね。………うーん、骨かぁ…