冬が来た
ドイツに冬が来た。
先月あたり、ちょっと寒くなった頃、『冬がはじまるよ〜♪』が頭の中に流れ始め、若干ウキウキしてしまうくらいに、私は能天気な女だ。
そこから、寒いな、曇ってるな、とは思いながら、隙あらばふ〜ゆ〜がはじまるよ、ほらまた…を口ずさんでいた。
しかし、今日は違う。
ドイツの冬がやって来た。気がする。
ドイツの冬は暗い。
私が歌っていた頃は、まだ曇りが増えた程度で、晴れ間と雨・曇りが半々くらいの割合だったのだと思う。
昨日あたりから、完全に晴れ間が消えた。
曇りからの雨からの曇り、からの風+雨、そして夜、みたいに一日中明るくならない。
そうだ、これが冬だ。
能天気ゆえにすっかり忘れていた。
太陽が出ないので、体内のビタミンDが減り、カルシウムがうまく吸収されなくなったり、うつ状態になる人が多くなるそうで、ドイツにはたくさんビタミンDのサプリメントが売られている。
私は昨年もこれを飲んでいたし、今ももう既に飲んでいる。
しかし、ビタミンDを飲んで入れば常にアゲアゲでいられるかと言うと、もちろんそうではない。
だったら、ビタミンDは完全にやばい薬ということになる。
そう、看護師さんはこう言っていた。
「気持ちの持ちようです。」
そう、気持ちの問題なのだ。
通りで昨日から全く気持ちが上がらないはずだ。
気持ちの問題だ。
明るく楽しく冬を乗り越えよう。